約 4,110,959 件
https://w.atwiki.jp/ssteam/pages/49.html
シャーリィ・トリエントプロローグ 青い修道服のような衣装を身に付けた少女、シャーリィ・トリエントは祈っていた。 薄暗い倉庫、後ろ手に手錠をかけられ、座り込んだ彼女の瞳に錆びついた薄い壁と薄ら笑う5人の男達の顔が映る。 数少ない窓からはわずかな赤みがかった光が入り込んでいた。夕時が近付いているのだろう。 はて、何故こんなことになったのだったか。 確か彼らが神への祈りを捧げたいというのでその手伝いをするべく付いてきたはずであった。 それがいつの間にか腕に手錠をかけられあれよあれよとこの状況に陥っていたのである。 「一体なぜこのような事を……」 「そりゃあシスターで存分に楽しむために決まってるでしょうがァ!」 「いやあまさに神に感謝ってとこだわな、ギャハハ!!」 リーダーらしき中途半端に逞しい男とその周りにいるモヒカン頭の男や髪を金色に染めた小男が下品な笑いをしながらシャーリィを見下ろした。 シャーリィは困惑の表情を浮かべ、手錠をかけられた腕をかちゃかちゃとゆする。 「このような事、神がお許しになりません……天罰が下りますよ」 「ギャハハハハ!天罰だってよオイ!!」 「いいねぇ落としてみてくれよシスター様、神様ァ、ハハハハ!!」 不健康に痩せた長身の男や顔中にピアスを付けた男の笑い声が響く。 「ああ、神よ……御救いくださいませ……」 「誰も助けちゃくれねえよおシスター様ァ!ギャハハハハ!!」 ――――― 「シャーリィ様が悪漢にさらわれたですってェ!?本当ですの!!?」 「嘘を付く事に意味を感じません」 その頃二人、シャーリィと同じような衣装を身に付けた二人の少女が地を駆けていた。 一人は赤い短髪。もう一人は黒い長髪の少女である。 赤髪の少女は慌てた様子で黒髪の少女に半ば叫ぶように話しかける。 一方の黒髪の少女は見た目はそれほど慌てた様子はなく淡々とした様子で返事を返していた。 「シャーリィ様はどこにいらっしゃいましてございますの!?」 「使われていない貸倉庫に連れていかれたという情報があります」 「急がなくてはなりませんでございますわよ栗栖様!!」 「わかっています香取様」 二人の少女、香取紅宇と栗栖千夜は走った。シャーリィの元へ。貸倉庫へ一心不乱に走った。 そして二人が走っていく度に少しずつ太陽が赤く染まり、沈んでいった。 「ここでございましてですの!?」 「そうです」 貸倉庫に辿り着いた紅宇は急いで中に入ろうとした。 しかし、それは出来なかった。急ぎ入ろうとした紅宇を千夜が引きとめたからだ。 紅宇が抗議をしようとしたその瞬間、貸倉庫は音を立てて倒壊した。 ――――― 薄暗い貸倉庫の中、地面に組伏せられたその人の上に跨り、上下に揺れるように動く者がいた。 そこからは肉をたたきつけるような音と液体が散るような音が響く。 荒い呼吸と耐えきれず溢れ出た短く小さな喘ぎ声がその口からだらしなくこぼれた。 「あっ、ぁっ!お、ぉああ、お、ぉおぉっ、や、やめ、あ、おごぉおッ!!」 その声をまるで聞いていないように、その行為はやめられる事もなく無慈悲に繰り返された。 地面に組伏せられた金髪の小男の顔は無残に赤く腫れあがり、血が滴っていた。 そしてその上に跨ったシャーリィはその拳……いや、拳が包まれたセピア色の球体が真っ赤に染まっていた。 「し、シスター……や、やめてくれ!……し、死んじまうよぉ……!!そいつも!!」 顔中にピアスを付けた男が赤く染まる腹部を抑えながら必死に叫んでいた。 よくよく見ると腹部だけではなく、足や肩にも赤い染みが大きく広がっていた。 「何を言っているんですか。死にませんよ、彼は」 もはや声を出す事すらなくなった金髪の小男にシャーリィが拳を振り下ろす度、彼女の手首から千切れた……いや、綺麗に切断された手錠の鎖がちゃりちゃりと音を立てる。 そして、当然の事と言わんばかりに微笑みながらシャーリィは告げる。 「神の御加護があるならば、彼は死んだりいたしません。そこにいる彼らには神の御加護がなかったのです」 そう言ったシャーリィの視線の先には、首と胴体が別れたモヒカン頭の男や左胸に風穴があいた痩せた長身の男が倒れていた。 ピアス男はその場にへたり込み、まだ動く片足を必死に動かして後ろに逃げようとする。 するとシャーリィはピアス男を指差し、そのままそっと空中に小さな円を描く。 そこに十円玉ほどの大きさの、金色の紋章が描かれたセピア色の円形の壁が現れた。 「神の御加護を」 セピア色の壁はそのまま高速で飛びピアス男の脳天を貫いてかき消えた。 ピアス男はそのまま後ろに倒れ、動かなくなった。 「彼にも神の御加護がなかったようですね……来世では良き生を歩めますように……」 シャーリィは心からそう祈った。 神の御加護がなかった彼らに心の底から祈ったのだ。 その顔はまさに聖職者のそれであった。 「ふ、ふざけてんじゃねえぞシスタァーッ!!!」 最後に残ったリーダーらしき中途半端に逞しい男が怒号を散らす。 彼も腹部に赤い染みを作り、苦痛の表情を浮かべながらもシャーリィを睨んでいた。 「ま、まさか魔人だったとはなァ、シスター……だが魔人が自分だけだなんて思うんじゃねえぞォ!!」 男はバチバチと音を立てて体中から放電しながらシャーリィに近付く。 電撃は貸倉庫のあちこちにバチバチと当たり、薄い布に引火し薄暗い貸倉庫の中に明かりが灯った。 メラメラと燃える布は彼の心情風景を表しているようであった。 「神は仰いました。神の御加護がある者は、まだ生きてすべき事がある者は、決して死なないと。 すなわち、私はここで死ぬことはありえません。私にはまだ、神の言葉を皆に伝えるという使命があるのですから」 清らかな瞳で男を見据えたシャーリィは立ち上がった。 拳と、体の前に張られたセピア色の壁が消え、そこに付着していた血がシャーリィの真下の金髪の小男の顔や服にぴちゃぴちゃと落ちた。 血に濡れた小男はぴくりとも動かない。神の元へと旅立ったのだろう。 「死に腐れやァーーーッ!!!!」 男は電撃をシャーリィに向かって放つ。 しかし、シャーリィが再び張ったセピア色の円形壁にその電撃は完全に阻まれる。 壁を張ったまま、シャーリィは男に少しずつ近付く。 「来るなァ!!来るんじゃねえ!!!」 男の顔は鬼気迫っていた。しかし、それと同時に恐れていた。 まるで姿勢を崩さず近付いてくるそのシスターの、神々しい笑顔に。 シャーリィは目の前の壁を指差し、くるりと円を描く。 それと同時に壁は回転を始める。少しずつ速く。速く。速く。 「死ね、死ね、死ね、シスターッ!!シスターーーーーッ!!う、うぉおおおおおおおお!!!!」 男はもはや後退も出来なかった。 彼には神の御加護はなかったのだ。 ――――― 「こ、これは一体何が起こりやがりましたの!?」 「香取様、言葉が乱れています」 紅宇と千夜は倒壊した貸倉庫の前で呆然と立っていた。 シャーリィ様は無事なのだろうか。 そう考えていると、瓦礫の真ん中に一人の人影がある事に気付いた。 「あれは……!」 「シャーリィ様」 二人は近付く。 そこにはセピア色の壁に守られながら天に向かって祈るシャーリィがいた。 その身体にも服にも一点の汚れも染みもなく、沈みかけた夕陽に照らされ、神々しく輝いていた。 「シャーリィ様!ご無事でございましてですの!?」 「香取様、栗栖様、お二人とも何故このようなところに……?」 「シャーリィ様が悪漢にかどわかされたと聞いて」 「まあ、それで来てくださったのですか?ありがとうございます。でも大丈夫ですよ。私には神の御加護があるのですから」 シャーリィは二人に向かってにこりと微笑んだ。 その姿を見て、二人は一安心した様子でほっと息をもらした。 「シャーリィ様、この倉庫に一体何がありましてですの?」 「神が仰られました。この建物には悪しき気があるので破壊せよとのお告げでした。ですので」 「もう少しで私達も倒壊に巻き込まれるところでした」 「それはそれは、お二人にも神の御加護があったのですね。神に感謝しましょう」 「はい!!ありがとうございますですわ神様!!」 三人はその場で再び天に向かって跪き祈った。 そこで紅宇が倒れている男たちの存在に気付く。 「シャーリィ様!これが例の悪漢ですのね!!」 「ええ、彼らに神の御加護がなかったとはいえ、生き埋めになるのは悲しい事。神の教えに従い、お助けいたしました」 男たちの周りにも壁が張られ、瓦礫からは守られていた。 血まみれの彼らに紅宇と千夜はたじろぐ事もなく近付いていく。 「来世では良い行いをして神に従いお生きなさいませ」 「どうか安らかにお眠りください」 二人が男達に祈ると、シャーリィはにこりと微笑む。 「さあ、香取様、栗栖様。神は言っています。カエサルの物はカエサルに。と」 「わかっていますですわよ!」 そう言うと紅宇は男達の懐を漁り、財布や指輪等、金目の物を次々に取り出していった。 続き、千夜も呟きながら男達の懐を探る。 「カエサルの物はカエサルに。清きお金は我ら正しき神の御子に、ですね。シャーリィ様」 「その通りです」 そう言ってシャーリィは体が縦半分に切断された男の懐から財布を取り出すのであった。 「シャーリィ様、今日はこれからどうしましょう」 「そうですわね。天からの贈り物もございましたし、これからどこかへ行きましょうか」 「シャーリィ様!!私、焼肉食べたいでございますわ!!」 「……人はパンのみにて生くるにあらず。神の御言葉によって生きるのであると、神は仰っています……行きましょう、焼肉」 シャーリィは微笑んでそう言った。 紅宇はその言葉に飛び跳ねんばかりの勢いで喜び、千夜も淑やかに微笑んだ。 「やりましたわ!!お行きになりましょうシャーリィ様!!」 「特上カルビ」 「ええ、ちょうど夕飯時、今日は神に感謝し、豪勢に行きましょう」 「レッツゴーでございますわ!!」 「特上タン塩」 夕暮れの中、三人の敬謙なる神の御子達は歩いていくのであった。 ――――― その日、シャーリィは夢を見た。 天も地も無い、無色透明で広大な空間に自我だけが存在している感覚。 シャーリィはその中でも神の声を聞いた。 敬謙なる神の子として、戦う事が自分の運命であると。 シャーリィはその声に従った。 そして、目が覚めた。 「わかりました、神よ。それが私の試練であるならば、喜んで受け入れましょう……」 シャーリィは神の授け物(肉)と神の水(酒)の香りがする吐息を少しだけはき出し、戦いの準備へと赴くのであった。
https://w.atwiki.jp/vip_witches/pages/193.html
異世界のウィッチその3 ――――――――― ドタドタ ルッキ「シャーリー!」バーン! シャーリー「お、やっぱり来たか」 俺「・・・あんたの差し金かよ」 シャーリー「まあな。良かったな、ルッキーニ」 ルッキ「うん!あ、シャーリーもしよー」 シャーリー「ああ、いいぞ」 ルッキ「うん!・・・じゃ、探しにいこー!」 シャーリー「おおー!」 ・・・いや、ちょっと待て。 俺「おい」 ルッキ「ん?なにー?」 俺「三人で鬼やるのか?」 ルッキ「うん!」 ・・・マジかよ。 ―――――――――基地内 ルッキーニは先行してどっかに行っちまったので、 俺とシャーリーの二人で隠れている奴ら(宮藤・リネット・ペリーヌ・ハルトマン)を探すことにした。 俺「・・・あいつら、隠れるの上手いな」 5分は隠れそうなところを探しているのに、影すら見えない。 シャーリー「ま、普段からルッキーニに絡まれてつき合わされてるからな。自然に上手くなったんだろうな」クスッ 俺「・・・ったく・・・」クスッ シャーリー「・・・お、今笑ったな」 俺「・・・」 あんたにつられて出た苦笑みたいなもんだけどな。 シャーリー「二ヶ月ぶりじゃないか」 俺「・・・笑うような出来事がなかったからな」 シャーリー「中に入れば笑えるような出来事があっても、それに入り込もうとしなかったんだろ」 俺「・・・」 ・・・そう、なのだろうか。 シャーリー「ハルトマンも言ってたろ、お前は笑ってるほうがいいってさ」 俺「・・・」 シャーリー「・・・なあ、俺」 俺「なんだよ」 シャーリー「悩みがあるなら相談しろよ。私たちは仲間だろ?」 俺「・・・俺の場合は相談したって解決するような悩みじゃないんだよ。それに、俺は」 シャーリー「俺はお前らのことを仲間だなんて思ってない、とでも言うつもりだろ?」 俺「・・・」 やっぱり、魔女って人の心を読めるのか? シャーリー「残念だけどな、私たちの中でお前のことを仲間じゃないなんて思ってる奴はいないぞ」 俺「・・・そうなのか?」 シャーリー「ああ。それに、ぶつくさ言いながらでも一緒に戦ってくれるお前のこと、私は嫌いじゃないぞ」 ・・・ シャーリー「あとな、初めから解決しないって決め付けるのはどうかと思うぞ」 俺「・・・なにか、方法を知ってるのかよ?」 シャーリー「いや、知らないけど」 俺「・・・ハッ、なんだよそれ・・・馬鹿じゃねーのか」 シャーリー「・・・やっぱり、お前は笑ってるほうがいいぞ」ニコッ 俺「・・・余計なお世話だ」クスッ シャーリー「・・・なあ、俺?」 俺「なんだよ」 シャーリー「答えたくないならいいけど、お前、元の世界でやり残したこととか、あるのか?」 俺「・・・」 考えてみた。やりのこしたこと・・・。 俺「・・・両親」 シャーリー「え?」 俺「・・・両親に、別れの言葉を言えなかった」 シャーリー「・・・」 俺「それだけが、心残りだ」 ・・・言われて思った。俺は、本当に元の世界に帰りたいのだろうか。 それだけのことを、切実に思っていたのだろうか。 両親にたった一言言いたいがために、周りをギスギスさせてしまっていたのだろうか・・・ ―――――――――――― 外で大声が聞こえた。 ルッキ「あー!中尉みっけー!」 シャーリー「おっ、行ってみるか」 俺「ああ」 ――――――――― 声の方向へ駆けつけてみた。 エーリカ「ありゃ~、見つかっちゃったか~・・・ふぁーぁ・・・ん?やあ、俺」 俺「・・・どこに隠れてたんだよ」 エーリカ「木の上」 俺「は?」 ルッキ「中尉、寝てたよね」 シャーリー「あー・・・」 エーリカ「うん、かくれんぼのついでに昼寝しようと思ってさ」 ・・・どんだけ自由人なんだよ。 俺「・・・そこで寝て大丈夫なのか?身体痛くなるだろ」 エーリカ「大丈夫大丈夫。さて、他の人も探さないとねー・・・俺、一緒に探そ」 俺「わかった」 ルッキ「じゃあシャーリー、一緒に探そ」 シャーリー「ああ」 ―――― またもや探すこと3分。 エーリカ「いや~、見つかんないねぇ」 俺「・・・どこに隠れたのか見当はつかないのか」 エーリカ「みんなバラバラに隠れないと意味が無いからねぇ。まったく見当つかない」 俺「・・・はぁ」 俺は溜め息をついた。 エーリカ「溜め息は幸せが逃げるよ」 その迷信ってこの時代からあったのか? 俺「溜め息程度で逃げる幸せなんかいらねーよ。それに、あんただって溜め息くらいつくだろ?」 エーリカ「まあ、そうだけどね。・・・君の場合、その溜め息程度が積み重なって、 こんな異世界に飛んじゃうなんて不幸が起こっちゃったのかもしれないよ?」 俺「・・・」 エーリカ「・・・でも、君みたいな良い人が不幸になるなんて、納得いかないねぇ」 はぁ? 俺「・・・お前、俺の何を見てきたんだよ。俺が良い奴になんて見えるか?」 エーリカ「見える見える。・・・この基地の中じゃ、誰も君の事を悪い奴だなんて思ってないよ」 俺「・・・」 エーリカ「悪い奴だとは思ってないけど・・・」 俺「・・・なんだよ」 エーリカ「このままだと、嫌な奴に格下げされちゃうかもしれないよ」 俺「・・・それでいいのに。そのほうが楽だよ。元の世界に帰るとき、なんの後悔も無く帰れるのに」 エーリカ「ダメだよ。君が良くても、私達がよくない」 俺「・・・」 エーリカ「そんな別れ方じゃなくてさ、どうせなら、もっと、惜しむような別れかたをしようよ。 私は、そんな、お前が居なくなってせいせいするぜ、みたいな別れ方はしたくないんだ。 だからさ、俺。お互い、爽やかな別れかたをするために、君には私達を受け入れて欲しい」 俺「・・・受け入れてるさ」 嘘を付いた。・・・二ヶ月経った今でも、俺はこの世界の何も受け入れてなんていない。 エーリカ「嘘付け」 ・・・やっぱり・・・魔女って、心読めるんだな。 俺「・・・バレたか。俺って、そんなにわかりやすいか?」 エーリカ「うん。凄く。・・・で、どう?」 俺「・・・考えておく」 エーリカ「うん。それでいいんだよ。・・・まあ、ようするにさ、 無理して突き放そうとしないで、今を楽しく、気楽に生きようよってことだよ」 俺「あんたみたいにか?」 エーリカ「あ、それはやめといたほうがいい。口うるさい軍人にしょっちゅう説教を食らうことになるから」 俺「ハハッ」 エーリカ「・・・あ」(ようやく笑ってくれた・・・) 俺「どうした?」 エーリカ「なんでもないよ。・・・あっ」 エーリカ「リーネ見っけ!」 ――――――――― リーネ「見つかっちゃいましたか・・・ってあれ?」 俺「なんだよ?」 リーネ「俺さんもやってるんですか?」 俺「・・・まあな」 タッタッタッ ルッキ「あ!リーネ見つかったの!?」 エーリカ「うん」 ルッキ「そっかー・・・じゃあ、次は、俺!一緒に芳佳を探そ!」 俺「わかったわかった、わかったから引っ張るな!」 シャーリー「じゃ、私たちも三人で探すか」 リーネ・エーリカ「了解!」 ―――――――― ルッキ「うじゅ~・・・芳佳見つかんない・・・」 さっきからそればっかりだな。お前ペリーヌのこと忘れてるだろ。 俺「・・・こういう場合、意外な場所にいたりするんだよな」 ルッキ「そうなの~?」 俺「・・・例えば、・・・どこだろ」 ルッキ「じゃあ、談話室行ってみる?」 ・・・意外とあるかもしれないな。 俺「行ってみるか」 ルッキ「うん!」 ・・・ ふと、疑問に思った。 俺「おい、ルッキーニ」 ルッキ「なぁに?」 俺「なんでお前、俺をかくれんぼに誘ったんだ?」 ルッキ「ん~?えとねー、一緒に遊びたいから!」 ・・・ 俺「・・・なんで、俺と一緒に遊びたいんだ?」 ルッキ「もっと、俺と仲良くなりたいから!」 俺「なんで、俺と仲良くなりたいんだ?」 ルッキ「仲が悪いよりは良い方がいいでしょ? それに、えと、仲良くなって、もっともっと、俺のことを知りたいの!それに・・・」 俺「それに?」 ルッキ「俺、ずっと怖い顔してばっかりだったから・・・ 一緒にかくれんぼして、笑ってくれたらいいなって、思ったの」 俺「・・・そうか」クスッ ルッキ「あ、笑った!」 ―――――――― 本当に宮藤は談話室にいた。ルッキーニ達がいなくなったのを見計らって談話室に戻ったらしい。 宮藤「よくわかりましたね!見つからない自信あったのに」 灯台下暗しってやつだな。 ルッキ「俺が言ったんだよ!意外なところに隠れてるかもって」 宮藤「俺さんが?」 俺「・・・まあな」 俺はそっぽを向いた。 宮藤「・・・良かった。俺さん、元気になったみたいで」 俺「は?」 再び宮藤のほうを向いた。 宮藤「みんな、俺さんが元気ないって心配してたんですよ」 俺「・・・」 宮藤「・・・俺さん。辛いことがあるなら、私達が支えてあげますよ。遠慮なく頼ってください。 ・・・だから、私達が辛いときは、私達を支えてくださいね、俺さん。私達、俺さんのこと、信頼してますから」 ・・・この世界の奴らは、わけがわからない。 俺「・・・俺はそんなに大したことはできないけどな。ま、考えとくよ」 宮・ル「!」 これでルッキーニは満足したようで、シャーリー達を探した後、かくれんぼの終了を宣言した。 おい待てルッキーニ。だから誰か忘れてるだろ。 ペリーヌ「・・・」 ――――――― ミーナ「ルッキーニさんと遊んであげたんですって?」 夕食の後、ミーナから尋ねられた。 俺「まあな」 ミーナ「・・・ふふっ、良かった」 俺「良かった?」 ミーナ「ええ。少しは打ち解けてくれたみたいで嬉しいわ」 ・・・本当に、この世界の奴らは、わけがわからない。 俺「なあ、教えてくれないか」 ミーナ「なにかしら?」 俺「なんで、みんな、俺なんかに、こんなに良くしてくれるんだ?」 ミーナ「・・・どうしてかしらね。私にもよくわからないけど、放っておけないっていうか・・・ とにかく、みんなあなたのことは単なる戦力とだけ考えてるわけじゃないのは確かよ。私も含めてね」ニコッ ――――――――俺の部屋 俺「・・・」 一体、この世界のウィッチってのはなんなんだ。 俺はそのうちいなくなる存在なのに、どうしてそこまで俺に関わろうとするんだ。 分かれるときに辛いだろ。 ・・・待てよ、よく考えたら、俺は本当に元の世界に帰れるなんて保障はないのか。 帰れるとしても、いつになるのかわからないのか。 だったら、あいつらの言うとおり、あいつらの気持ちを受け入れてもいいのかもしれないな。帰る、そのときまで。 仲が悪いよりは良い方が、良いんだよな。・・・辛かったら、相談してみていいんだよな。 ・・・気楽に、前向きに考えてみた。 ・・・不思議と、嫌な感じが俺の胸から消えていた。 コンコン またドアがノックされた。 俺「誰だ?」 サーニャ「私です」 またあいつか。 ―――― ガチャ 俺「・・・」 サーニャ「・・・俺さん」ニコニコ サーニャは、何故か微笑んでいる。嬉しいことでもあったのか? 俺「なんだ?」 サーニャ「・・・俺さん、表情が少し柔らかくなってます」 俺「あ゛?」 ・・・ 俺「そんなに、硬い表情してたか、俺」 サーニャ「はい。・・・みんな、心配してました。エイラも」 あいつが?・・・サーニャ以外には興味なさそうなあいつが? 俺「・・・そうか」 ・・・心配かけるのは、よくないな。心配かけてちゃ、お互い楽しく過ごせないよな。 俺「気をつけるよ」ニコッ サーニャ「あ・・・」 俺「どうした?」 サーニャ「い、いえ!なんでもありません!///」タッ そう言って、どっかに行っちまった。 ・・・今日は、久しぶりに熟睡できそうな気がした。 異世界のウィッチその5
https://w.atwiki.jp/nihonfalcom/pages/2.html
メニュー トップページ プラグイン紹介 メニュー 右メニュー テンプレート一覧 作品説明テンプレート キャラクター説明テンプレート 用語説明テンプレート 音楽説明テンプレート 作品一覧 ドラゴンスレイヤーシリーズ ドラゴンスレイヤー ザナドゥ ザナドゥ・シナリオⅡ ロマンシア ドラゴンスレイヤーⅣ ドラスレファミリー ソーサリアン ドラゴンスレイヤー英雄伝説 ドラゴンスレイヤー英雄伝説Ⅱ ロードモナーク 風の伝説ザナドゥ 風の伝説ザナドゥⅡ イースシリーズ イースⅠ・Ⅱ イース イースⅡ イースⅠ・Ⅱ完全版 イースⅢ WANDERERS FROM Ys イース フェルガナの誓い イースⅣ イースIV MASK OF THE SUN イースIV The Dawn of Ys イース セルセタの樹海 イースⅤ 失われた砂の都ケフィン イースⅥ ナピシュテムの匣 イースSEVEN イースⅧ Laclimosa of DANA イースⅨ Monstrum NOX イース オリジン ザナドゥシリーズ ザナドゥ ザナドゥ・シナリオⅡ 風の伝説ザナドゥ 風の伝説ザナドゥⅡ ファザナドゥ ザナドゥ・ネクスト 東亰ザナドゥ 英雄伝説シリーズ イセルハーサシリーズ ドラゴンスレイヤー 英雄伝説 ドラゴンスレイヤー 英雄伝説Ⅱ ガガーブトリロジー 英雄伝説Ⅲ 白き魔女 英雄伝説Ⅳ 朱紅い雫 英雄伝説Ⅴ 海の檻歌 軌跡シリーズ 英雄伝説 空の軌跡FC 英雄伝説 空の軌跡SC 英雄伝説 空の軌跡 the 3rd 英雄伝説 零の軌跡 英雄伝説 碧の軌跡 英雄伝説 閃の軌跡 英雄伝説 閃の軌跡Ⅱ 英雄伝説 閃の軌跡Ⅲ 英雄伝説 閃の軌跡Ⅳ 英雄伝説 創の軌跡 英雄伝説 黎の軌跡 英雄伝説 暁の軌跡 那由多の軌跡 ブランディッシュシリーズ ブランディッシュ ブランディッシュ2 THE PLANET BUSTER ブランディッシュ3 SPIRIT OF BALCAN ブランディッシュ4 眠れる神の塔 ・ブランディッシュVTと同一の作品 ツヴァイシリーズ Zwei!! ツヴァイ2 Zwei Online その他のシリーズ作品 アステカシリーズ アステカ 太陽の神殿 アステカⅡ ダイナソアシリーズ ダイナソア ダイナソア ~リザレクション~ ソーサリアンシリーズ ソーサリアン ソーサリアン・レジェンド ソーサリアンオンライン ロードモナークシリーズ ロードモナーク モナークモナーク ヴァンテージ・マスターシリーズ ヴァンテージ・マスター ヴァンテージ・マスターV2 VM JAPAN ヴァンテージマスターポータブル その他単一作品 キャラクター 作品別 シリーズ別 五十音順 あ か さ た な は ま や ら わ 0・A 用語集 シリーズ別 五十音順 あ か さ た な は ま や ら わ 0・A テーマ別 ・世界観 ・国・地名 ・歴史・出来事 ・組織・企業 ・技術・兵器 ・道具・物質 ・武術・流派 ・制度・条約 ・小ネタ・エピソード ・その他 音楽 作品別 CD情報 五十音順 あ か さ た な は ま や ら わ 0・A テーマ別 ・OPテーマ ・EDテーマ ・フィールド曲 ・戦闘曲 ・ダンジョン曲 ・イベント曲 ・その他 スタッフ リンク @wiki @wikiご利用ガイド ここを編集
https://w.atwiki.jp/yamamura2/pages/1358.html
【TOP】 あ か さ た な は ま や ら わ い き し ち に ひ み り う く す つ ふ む ゆ る え け せ て ね へ め れ お こ そ と の ほ も よ ろ 他 え AIR 永遠のアセリア この大地の果てで 英国探偵ミステリア 英雄伝説ガガーブトリロジー 朱紅い雫 英雄伝説ガガーブトリロジー 海の檻歌 英雄伝説ガガーブトリロジー 白き魔女 英雄伝説 碧の軌跡 英雄伝説 零の軌跡 英雄伝説 空の軌跡FC 英雄伝説 空の軌跡SC 英雄伝説 空の軌跡 the 3rd 英雄伝説 空の軌跡セット ヱヴァンゲリヲン 序 ヱヴァンゲリヲン新劇場版 サウンドインパクト AI囲碁 AI将棋 AI麻雀 AKB1/149 恋愛総選挙 AKB1/48 アイドルとグアムで恋したら… AKB1/48 アイドルと恋したら… エースコンバットX スカイズ・オブ・デセプション エースコンバットX2 ジョイントアサルト エキサイティングプロレス7 SMACKDOWN!VS. RAW 2006 エクシズ・フォルス SSX On Tour ポータブル SNKアーケードクラシックスゼロ SNK ARCADE CLASSICS Vol.1 SDガンダム GGENERATION OVER WORLD SDガンダム Gジェネレーション・ポータブル SDガンダム GGENERATION WORLD S.Y.K 新説西遊記 ポータブル S.Y.K 蓮咲伝 Portable エターナル・エチュード Canvas4 e'tude prologue 揺れ動く心のかたち ポータブル NBA 2K10 NBA 2K11 NBA 2K12 NBA 2K13 NBAストリート ショウダウン NBAライブ06 NBAライブ07 NBAライブ08 NBAライブ09 NBAライブ10 Ever17 the out of infinity Premium Edition エビコレ+ アマガミ Every Extend Extra F1 2009 MLB 2K9 MLB 2K10 エルクローネのアトリエ Dear for Otomate L.G.S 新説_封神演義 Lの季節 ダブルポケット エルミナージュII 双生の女神と運命の大地 エルミナージュIII 暗黒の使徒と太陽の宮殿 エルミナージュ異聞 アメノミハシラ エルミナージュOriginal 闇の巫女と神々の指輪 エルミナージュゴシック ウルム・サギールと闇の儀式 遠隔捜査 真実への23日間 Enkeltbillet(エンケルトビレット) 円卓の生徒 ザ・エターナル・レジェンド
https://w.atwiki.jp/falcom_staff/pages/19.html
ゲーム一覧(年代順) 1980年代 1984-03-12 デーモンズリング 1984-04-10 アステカ 1984-09-10 ドラゴンスレイヤー 1985-11-01 ザナドゥ 1986-10-01 ザナドゥ シナリオII 1986-10-06 ロマンシア 1986-10-24 太陽の神殿 アステカII 1987-06-21 イース Ancient Ys Vanished Omen 1987-07-10 ドラゴンスレイヤーIV ドラスレファミリー 1987-07-17 ドラゴンスレイヤーIV ドラスレファミリー(ファミコン版) 1987-10-08 イース(FM77版) 1987-12-20 ソーサリアン 1988-04-22 イースII Ancient Ys Vanished The Final Chapter 1988-06-24 イースII(X1turbo版) 1988-07-22 ソーサリアン 追加シナリオVol.1 1988-07-22 ソーサリアン ユーティリティVol.1 1988-10-21 戦国ソーサリアン 1988-12-23 ピラミッドソーサリアン 1989-03-23 スタートレーダー 1989-07-21 ワンダラーズ フロム イース(非公表) 1989-12-10 ドラゴンスレイヤー英雄伝説(非公表) 1990-1994年 1990-12-21 ダイナソア(非公表) 1991-03-21 ロードモナーク(非公表) 1991-10-25 ブランディッシュ 1991-12-20 ぽっぷるメイル 1992-03-19 ドラゴンスレイヤー英雄伝説II 1992-05-22 ぽっぷるメイル(PC-9801版) 1992-07-24 ドラゴンスレイヤー英雄伝説II(PC-9801版) 1993-03-12 ブランディッシュ2 THE PLANET BUSTER 1994-02-18 風の伝説ザナドゥ 1994-03-18 英雄伝説III 白き魔女 1994-06-10 ぽっぷるメイル(SFC版) 1994-11-25 ブランディッシュ3 SPIRIT OF BALCAN 1995-1999年 1995-03-10 ブランディッシュ Renewal 1995-04-28 リバイバルザナドゥ 1995-06-30 風の伝説ザナドゥII 1995-07-21 ブランディッシュ2 Renewal 1995-09-29 ブランディッシュ3 Renewal 1995-12-08 リバイバルザナドゥ2(「リバイバルザナドゥ2リミックス」より) 1995-12-29 イースV 失われた砂の都ケフィン 1996-05-24 英雄伝説IV 朱紅い雫 1996-10-04 ブランディッシュVT 1996-12-20 ロードモナークオリジナル 1997-04-25 新英雄伝説 1997-06-27 ソーサリアンフォーエバー 1997-12-12 ヴァンテージマスター 1998-04-24 イースエターナル 1998-10-30 モナークモナーク 1998-12-11 ブランディッシュ4 眠れる神の塔 1999-04-23 新英雄伝説III 白き魔女(Windows版) 1999-10-08 西風の狂詩曲 1999-12-09 英雄伝説V 海の檻歌 2000-2004年 2000-07-06 イースIIエターナル 2000-11-09 ソーサリアンオリジナル 2000-12-07 英雄伝説IV 朱紅い雫(Windows版) 2001-06-28 イースI完全版(「イースI・II完全版」より) 2001-12-20 ツヴァイ!! 2002-06-27 VM JAPAN 2002-12-19 ダイナソア リザレクション 2003-03-27 月影のデスティニー 2003-09-27 イースVI ナピシュテムの匣 2004-06-24 英雄伝説VI 空の軌跡 2004-12-24 ぐるみん 2005-2009年 2005-06-30 イース フェルガナの誓い 2005-10-27 ザナドゥネクスト 2006-03-09 英雄伝説 空の軌跡SC 2006-06-29 ぐるみん(PSP版) 2006-09-28 英雄伝説 空の軌跡FC(PSP版) 2006-12-21 イースオリジン 2007-06-28 英雄伝説 空の軌跡 the 3rd 2007-09-27 英雄伝説 空の軌跡SC(PSP版) 2008-04-24 ヴァンテージマスターポータブル(PSP版) 2008-07-24 英雄伝説 空の軌跡 the 3rd(PSP版) 2008-09-25 ツヴァイ2 2008-12-11 ツヴァイ!!(PSP版) 2009-03-19 ブランディッシュ ダークレヴナント(PSP版) 2009-07-16 イースI&IIクロニクルズ 2009-09-17 イースSEVEN 2010-2014年 2010-04-22 イース フェルガナの誓い(PSP版) 2010-07-29 イースvs.空の軌跡 オルタナティブ・サーガ 2010-09-30 英雄伝説 零の軌跡 2011-09-29 英雄伝説 碧の軌跡 2012-07-26 那由多の軌跡 2012-09-27 イース セルセタの樹海 2012-12-13 英雄伝説 空の軌跡FC:改 HD EDITION(PS3版) 2013-04-25 英雄伝説 空の軌跡SC:改 HD EDITION(PS3版) 2013-06-27 英雄伝説 空の軌跡 the 3rd:改 HD EDITION(PS3版) 2013-09-26 英雄伝説 閃の軌跡 2014-09-25 英雄伝説 閃の軌跡II 2015-2019年 2015-09-30 東亰ザナドゥ 2016-07-21 イースVIII Lacrimosa of DANA 2016-09-08 東亰ザナドゥ eX+(PS4版) 2017-05-25 イースVIII Lacrimosa of DANA(PS4版) 2017-09-28 英雄伝説 閃の軌跡III 2018-03-08 英雄伝説 閃の軌跡I:改 -Thors Military Academy 1204-(PS4版) 2018-04-26 英雄伝説 閃の軌跡II:改 -The Erebonian Civil War-(PS4版) 2018-09-27 英雄伝説 閃の軌跡IV 2019-05-16 イース セルセタの樹海:改(PS4版) 2019-09-26 イースIX Monstrum NOX 2020-2024年 2020-04-23 英雄伝説 零の軌跡:改(PS4版) 2020-05-28 英雄伝説 碧の軌跡:改(PS4版) 2020-08-27 英雄伝説 創の軌跡 2021-06-24 那由多の軌跡:改(PS4版) 2021-09-30 英雄伝説 黎の軌跡 2022-05-26 那由多の軌跡 アド・アストラ(Switch版) 2022-07-28 英雄伝説 黎の軌跡(PS5版) 2022-09-29 英雄伝説 黎の軌跡II -CRIMSON SiN-(PS5/PS4) 2023-04-27 イース・メモワール -フェルガナの誓い-(Switch版) 2023-06-29 東亰ザナドゥeX+ for Nintendo Switch(Switch版) 2023年内 イースX -NORDICS-(PS5/PS4/Switch)
https://w.atwiki.jp/ifheta2ch/pages/1015.html
死ぬほど洒落にならない祖国の怖い話を集めてみない?1スレ目-03 死ぬほど洒落にならない祖国の怖い話を集めてみない? / 101-143 101 :国民さん@めいぷるいっぱい:2009/07/26(日) 14 23 08 ID ??? 98 ぜんぜん違うよーでもそういわれると思ってたよ… ともかく、僕の祖国はすごくやさしい人なんです!! たまに国民でも何処にいるのかわからなくなるけど… 102 :国民さん@起源いっぱい:2009/07/26(日) 14 24 37 ID ??? 99 なんか目から鼻水が出てきたんだぜ… 普通は鼻から出てくるものなんだから謝罪と賠償を要求するんだぜ! 103 :国民さん@パリの空の下:2009/07/26(日) 14 47 39 ID ??? 97 そういう話は各国にあって、だいたい、マッチを擦るかライターでカチッと火を点すと抜けられるらしい。 抜け出られなかった人は帰って来てないんだろうな…。 子供の頃は、不思議な話や不気味な話に惹かれてそういう本をよく読んだんだ。 もう二度と読みたくない気分だがな。 うちの祖国の話だ…あまり思い出したくはないんだが心に秘めておくのも苦しいんで書くよ。 祖国が時々シェフやってるらしいレストランに納入に行った時さ、 たまたま祖国と隣国Sさんがいてラッキーとか思ったんだよ。 定休日で、レストラン内には祖国とSさんだけ。 祖国は大鍋で大量のトマトソース作ってた。Sさんがいた理由納得。 祖国も自宅じゃ捌ききれない量だからここの厨房借りに来てたんだな。 仕事おつかれさん、コーヒーの一杯でも飲んでけよって言われて、 何しろ真夏で外は灼熱地獄だったから、 ありがたくコーヒー飲みながら二国の姿を眺めてた。 外の陽光の眩しさと比べると薄暗くて涼しい厨房で、 真っ赤な鍋をゆっくりかき回してる祖国と、 祖国と軽口叩き合いながら手持ちぶさたげに厨房の色んな料理器具を キョロキョロ見回してるSさん。 ふと、その1つを指差して言った。 「懐かしいな」 漏斗って言うのかな。口の狭い瓶とかに液体をこぼさず注ぎ込むための器具だった。 祖国がチラッとそれみて 「ああ…」 て。その時はじめて違和感を覚えた。 祖国の声、小さかったのに妙に低くてビリビリする感じがあった。 え? と思って見ると…二人とも、見た感じはさっきと同じなのに雰囲気ががらりと変わってる。 目が、笑ってるのに笑ってないっていうか異様な感じ、まばたきしてないし。 よくわからないながらにゾーっとうすら寒くなった俺はもう失礼しようと立ち上がった。 そのせいで見てしまった。いつの間にか鍋をかき回す手を止めていた祖国の手元、 真っ赤でドロドロなスープの表面がボコリと女の顔の形に盛り上がるのを。 女の顔は何かを叫ぶように口を動かして、また沈んでいった。 「あ、カップはそのまま置いといてくれよ」 次に聞こえた声はいつもの祖国で、隣のSさんも「ほななー、暑いから身体気ぃつけるやー」って。 即行で外へ出たけど、クソ暑い真夏の光の中を無茶苦茶に歩いても、 冷や汗がダラダラでて、体ん中ぜんぜん温まらなかった。 子供の頃、読んだ本を思い出したんだよ。漏斗…魔女狩り…水責め…口をこじあけて… 以来、俺はトマトスープが食べられない。 104 :国民さん@ひよこいっぱい:2009/07/26(日) 15 30 32 ID ??? 103のレス見てちょっと思い出したんだが、 俺の爺さんの代はギリギリプロイセン人でさ、 ちっさいときによく軍人だった爺さんにプロイセン軍の武勇伝とか聞かされて育ったんだ。 その中に近世のプロイセン軍の訓練方法とかも混じってて、それがすごいのなんのって 甲冑ってわかるだろ?騎士が装備してる鋼の全身防具。 あれって取り付け方や取り外し方が結構複雑で、覚えるのが大変だし、時間がかかんだよ でも、プロイセン軍ではそんなこと言ってられない ある程度、取り付け方と取り外し方を教えられると、 新米は甲冑つけたまま川に投げ入れられるんだ。 当然、甲冑は金属で出来ている。そして、金属は水より重い。 さらには投げ入れられるのはプールではなく、流れのある川。何がおきるか判るよな? 溺れ死にたくない奴は必死に甲冑の脱ぎ方を覚えるって寸法だ。 中には少数だか事故死する奴もいたらしい。 なんかの機会があってたまたまそのことを祖国(の一応兄)に聞いたら、 「だってその方が早く覚えるし、効率的だろ? 甲冑も自分の思い通りにできない奴なんて、戦場に出しても死ぬのが関の山だしな」 って言って、無駄にさわやかにケセッて笑ってた。うざかった。 俺、なんか得体の知れなさみたいなのを感じてさ。 あのときほど、俺が現代人だったのを感謝したことはないね。 何だかんだいって爺さんっ子だった俺は今軍人をしているから。 105 :国民さん@ピッツァいっぱい:2009/07/26(日) 15 47 16 ID ??? 103 お前のせいで俺もトマトスープが食べられなくなりそうだ 106 :国民さん@アシュレいっぱい:2009/07/26(日) 17 49 25 ID ??? 103 俺もトマトスープ食えなくなった…orz 本題。怖いって言うよりはちょっと物悲しい感じかな。 俺ね、町外れで孤児院管理してたりすんのよ。 最近じゃたまーに国境近くで行き倒れかけてる子とかいてね、 そういう子を保護したりしてんだけどちょくちょく祖国が北キプロスくん連れて来てくれんだ。 なんだかんだ言って祖国面倒見がいいからさ、 子供と遊んでくれたり話してくれたりしてんだけど、 ある時、様子がおかしかった。 仮面付けてっから分かりにくいんだけど、何て言うのかな。憔悴しきってる感じ。 別に経済状況も悪くない時期だったし内部でゴタゴタも無かったから、 多分個人的な事なんだろうと思って敢えて聞かなかった。 でもやっぱり心配だから遠巻きにちょこちょこ眺めてると、 子供達を寝かしつけてくれてた祖国が不意に手を止めて俺を見たんだ。 びっくりしてる俺に苦笑しながら祖国は言った。 『ガキが多いとな、俺達国の場合は自分へのダメージがデカいんでぇ。 …大事に大事に育ててやったガキでも、いつかは親の腹ぁ食い破って、 血肉ぶんどっていっちまうからな』 その一言が表しているものが領地とかそういうものなんだっては分かった。 でも、何でいきなり?どうしたんですか。って聞いたけど答えてくれなかった。 その日が隣国の独立記念日だって気づいたのは一週間あと。 国って、長く生きてる辛さだけじゃないんだなって感じたと同時に、 …祖国は一時期凄い広い帝国だったから尚更ああ思ったのかもしれないって思った。 うわ、ホントにあんまり怖くないや。ごめんね。 ちょっと祖国の話をそのまま帝国末期に当て嵌めたら グロ過ぎる事になって寝れなくなっちゃったから吐き出したかったんだ。 107 :露国民:2009/07/26(日) 17 50 23 ID ??? 俺が見た夢の話 怖いというより気持ち悪い 祖国の、はく製を作る夢を見てしまった。 自分の家で作ってた。 「夏だから」とか言ってドライアイスとか保冷剤と一緒に、 段ボールの中に遺体を入れて保管してた。 はらわたは取り出したのに、 「目玉だけはくり抜くの嫌だな~きれいな顔なのに…」とかナチュラルにに思ってた。 なんで遺体を手に入れる事が出来たのかわからないが。 この辺りで目が覚めちゃったので、はく製は完成しなかった。 夢の中では、当たり前のように作業してたけど、起きてから気持ち悪くなった。 祖国の事、好きなのに。 108 :国家さん@国民いっぱい:2009/07/26(日) 17 53 18 ID ??? 107 お前、B国民とのハーフだったりしない? 109 :露国民:2009/07/26(日) 17 57 16 ID ??? 108 母方がB国民だった気が 110 :国家さん@国民いっぱい:2009/07/26(日) 18 02 54 ID ??? 109 そうか…うん、悪いことは言わないからよっぽど必要じゃなかったら B国に踏み入れるのはやm 111 :露国民:2009/07/26(日) 18 04 12 ID ??? 110! 110!? 112 :国民さん@薔薇いっぱい:2009/07/26(日) 18 04 40 ID ??? 109 遺伝なのか…もう菌っていうレベルじゃないねこりゃ 106 確かに、怖いって言うよりは物悲しいね…切ないわ 113 :国家さん@薔薇いっぱい:2009/07/26(日) 18 09 24 ID ??? ってああああ 110!!!!! 98助けに行ってあげてえええええ 114 :国家さん@ピロシキいっぱい:2009/07/26(日) 18 27 15 ID ??? ちょ! 110!? 111 無事を祈りつつ自分に耐性あるわけわかった。自分は父方が祖国の姉系なんだよ。 BさんてUさんの事うとましく思ってるらしくてね…。 祖国はUさんの事別に怖がってないでしょ?だから嫉妬してんだよ。 今思うとBさんに襲われたり引っ越して行った人ってこころなしか U国系の住人が多くて、逆に結婚結婚言い出す人はB国系が多かった気がする。 もちろん逆もいるけどそのパターンが多かったよ。お互い気をつけた方がいいね… 113 ごめん無理。しばらく家に戻りたくない。 祖国にきいてみたけど極東のヤポーニヤ製のじゃかりこサラダがあればなんとかなるかもしれないって 115 :国民さん@ピロシキいっぱい:2009/07/26(日) 18 36 16 ID ??? あそこ現地語ではニホンっていうのか…。 てかさすがに日本どころかアジアに知りないなんていないよorz だいたいじゃかりこサラダってお菓子が存在すること自体今日初めて知ったのに… もちろん近くには売ってないorzorz だれかこのスレに日本人いない? 116 :国民さん@塩鮭いっぱい:2009/07/26(日) 18 38 56 ID ??? ( ´∀`)日本人居るよー 117 :国民さん@二次元いっぱい:2009/07/26(日) 18 48 15 ID ??? 日本人だけど、 そんなん関わるのいやだよ…怖いよ どっか、輸入物系のお店に行けば、売ってるかもよ? 118 :国民さん@塩いっぱい:2009/07/26(日) 19 48 14 ID ??? 115 なに、じゃがりこの美味さを知らぬとは!? これは布教が必要だな! つ じゃがりこサラダ じゃがりこチーズ じゃがバター まずは各10個送りつけておいた。食べてみろよ!嵌るから! 119 :国民さん@ボルシチいっぱい:2009/07/26(日) 20 25 04 ID ??? 118 ちょwwwなんか本当に届いたしwww 生の日本文字なんて初めて見たよ。自分にはアラビア文字と区別がつかんw あと多分 110は特定したから今からこれ持って逝ってくる…間に合えばいいけど。 もし1日たって書き込みがなかったら粛清されたと思ってくれ… 120 :国民さん@薔薇いっぱい:2009/07/26(日) 20 27 20 ID ??? 118 お前イイヤツダナー 119 今度こそヴァンと薔薇とお菓子いっぱい持っていくから、一緒に祝杯をあげような? 121 :国民さん@切手いっぱい:2009/07/26(日) 21 51 30 ID ??? 119 まあでもBさんもRさんの事が好きなだけだからRさんの国民を傷つけたりはしないでしょ うちの祖国も隣国の事だいすきだからねw そんな事より自分の経験 うちは隣国SさんとOさんに囲まれたちっちゃな小国。 それでも混乱の世界大戦期を挟んで200年も生き続けた祖国はとても頭がいい。 自称ヒーローとかから地味に嫌がらせされつつも巧みに国民のためにお金を稼いでいる。 幼い外見に上品で華麗で無邪気でお兄様っ子の普段の姿からは想像もつかないかもしれないけどね。 よくウチには可愛らしい祖国の虜になって観光名目で入国してSさんにセダーンされてるけど、 祖国はそんな変態という名の猛者にも優しく手を差し伸べてSさんからかばって 「二度となさらないでくださいね」って微笑んで帰してくれるんだ 自分はそんな優しい祖国をそっと見守るのが好きだったんだ。 祖国が本気で怒ることなんてまず見たことなかったし、見ることはないと信じてた。 でもそれが打ち砕かれる日は突然やってきた。 欧州評議会が行われて祖国も首相と一緒にストラブールへ行った。 自分も仕事で着いて行ったんだ。 いつものように穏やかな微笑浮かべて各国やその上司とあいさつしてた祖国が 突然見たこともないような険しい表情で二人の国を睨んだんだ。 仲の良さそうな小柄な女性国家と大柄な男性国家の二人組だったんだけど その二人も祖国と目が合うと女性は視線をそらして男の方は祖国を睨み返してた。 祖国を睨んだ男性国家は結構ガタイが大きくて怖かったんだけど 祖国は全く怯まず見てるこっちも背筋が寒くなるような冷たい気迫のこもった眼で二人を睨んでた…。 その様子が怖くて誰も近寄れなかったんだけどSさんOさんHさんが 3人の間に割って入って何とかおさまった。 呆然としていると祖国が自分をいつものように優しい目で見つめてビクッとなった。 祖国は近づいてきてもう心臓バクバク…。 あこがれの人が近づいてきたというのに恐怖しかなかった。 「ごめんなさい…少し気が立ってたようです…。そんなに怯えないでくださいまし…」 って泣きそうな声で手を握ってくれた。よかった…。いつもの祖国だ。 と、安心すると同時に罪悪感を抱いた 後で知ったんだけど祖国が睨んだ二人はかつて夫婦だったCさんとSさん。 昔うちの公爵様からCさんの家にあった財産を奪った因縁のある国らしい。 書いてみると大した事ないように思うけど 優しいお人だとばかり思っていた祖国の心の闇を覗いたようで怖かったよ… 122 :国民さん@二次元いっぱい:2009/07/26(日) 22 04 52 ID ??? 121 まさか彼女の怖い話を聞くとは思わなかったよ… 普段おとなしい人・やさしい人ほど怒ると怖いよね でも、怖がらないであげて、普段は優しい人なんでしょ? みんな心の中にそういう部分は少なからずあるよ 123 :国民さん@薔薇いっぱい:2009/07/26(日) 22 41 28 ID ??? たった今経験した体験だ 今も手が震えてうまく文字が打てない 俺、祖国の近所に住んでるんだけど‥ 信じられないかもしれないけど。祖国が…うちの祖国が 服着てた 俺、生まれて初めてプライベートで祖国が服着てうろうろしてるの見ちまって… どうしよう 俺これから服を着た祖国とどうやってつきあっていけばいいのかわからない だれか助けtくれ 124 :国民さん@二次元いっぱい:2009/07/26(日) 22 49 24 ID ??? 123と同じようなものだと自覚しつつ いいですかね 祖国が 「最近アニメなどを見ると疲れてしまって… あまり見てないんですよ」 だって… 目、目が疲れるんで紆余ね?そうですよね? 125 :国民さん@切手いっぱい:2009/07/26(日) 22 52 07 ID ??? 122 大丈夫!あれも祖国の一面だと思って受け入れたし祖国が好きなのに変わりはないよ。でもいつか仲直りしてほしいな… 123 えっ 126 :国民さん@塩いっぱい:2009/07/26(日) 22 57 46 ID ??? 124 何それこわい 127 :国民さん@ヤンデレいっぱい:2009/07/26(日) 23 02 17 ID ??? じゃあ…俺もいいかな… このスレとかでいう「国民」されきってない俺だけど、 先ほど、 祖国が祖国兄・姉の隣国と仲良くしゃべっているのを見た… えっ なにそれ こわい 128 :国民さん@ユニコーンいっぱい:2009/07/26(日) 23 29 30 ID ??? ちょwww何この流れwww …でも自分も祖国が作った料理がまあまあおいしかった時は 本気で天変地異の前触れだと思った 129 :国民さん@白米いっぱい:2009/07/26(日) 23 51 14 ID ??? 128この1レスだけであなたが国民されきった素敵な方だとわかりましたよ 130 :国民さん@ボルシチいっぱい:2009/07/27(月) 00 02 54 ID ??? ただいまお前ら。 とりあえず 110は軽度の結婚病にかかってたけど Bさんからひきはがしといたから多分大丈夫…だと思う。 Bさんには 118からもらったじゃかりこサラダを全部渡して解放してもらった。 一個だけ返してもらったけど食べてみたらめちゃくちゃ美味しかった。 全部渡さず3種類を一個ずつ渡しとけばよかったな(;J・)グスン とりあえず 118と心配してくれた 120-121はありがとう とりあえずボルシチ作って待ってるけど全裸にバラはやめてくれorz 間違いなくお前も結婚菌の近縁種に感染してるからw 131 :南伊国民:2009/07/27(月) 00 58 03 ID ??? 俺、ヘタレヘタレ言われる国の、南に住んでるんだ そんなんだから祖国は少し柄悪い方なんだよね でも、北の方がコミュ能力に秀でてるし目立ってるけど、 俺の祖国にもいいところはいっぱいあるんだ 国民の為に一所懸命やってくれるし、一度決めたら信念は曲げないし、 なにより、弱い者の気持ちが分かるいい祖国なんだ 前置きが長くなったけどさ、俺が朝の散歩してたら、 祖国と祖国の弟が庭で朝ご飯食べる場面に遭遇したんだよ その日はトマトのスパゲッティだったらしくて、 通りがかった俺が遠目に見ただけでも凄く美味しそうだった でも祖国、食べないんだ。 トマトもスパゲッティも大好きなのに、手もつけようとしない 体調でも悪いのかなーと思ってたら祖国は弟の方を見て言うんだ 「なぁ○、これはトマトだよな?」 何言ってんだ祖国、と思ってたら、祖国は顔が青白いまま、 「人間じゃないよな?血じゃじゃないよな?トマトだよな? 食べて大丈夫だよな?綺麗綺麗しなくていいよな?」 そのうち祖国は泣き出して、祖国の弟もつられて泣いてた さっきも言ったように、国民想いの優しくて弱い者いじめをしない祖国だから、 そんな奇妙な発想は自分でわかないと思う。 だから誰かに吹き込まれたんだと思うんだけど…… ……もしかして、 103と関係あったりする? 132 :国民さん@UFOいっぱい:2009/07/27(月) 13 04 53 ID Yg66ifPc 君たちS国民とI国民のせいで、順調にトマトが食べられなくなりそうなんだぞ 133 :国民さん@UFOいっぱい:2009/07/27(月) 13 09 33 ID ??? おっとメル欄失礼 そういえばこの前宇宙人と話してる祖国を見かけたんだが あれはもしかしてアメリカでは日常的光景なのかい? 米国民だけどどちらかというと北の隣国に惹かれる性格なんで、怖いんだぞ 134 :国民さん@胃痛いっぱい:2009/07/27(月) 18 01 11 ID ??? 133 噂によるとごく普通の風景らしいよ、友達なんだとか でもうちの祖国曰く普段は麦畑なぎ倒して遊んだりするくらいだから特に怖くないんだって ただし気に入られると問答無用で誘拐されるって噂もあるけど そんなうちの祖国はこの間憧れのBさんの後をつけながら、 「Bちゃんが誰かにつけられてるって噂だから助けてあげようと思って」とか言っていたらしい 祖国……少し休んでください…… 135 :国民さん@萌えいっぱい:2009/07/27(月) 18 24 47 ID ??? 我輩は永久凍土地帯だろうと離島だろうと死に物狂いで ブツを配達するという極東に住まいし伝説の黒猫一族なんだニャー しかし今朝方、生まれたばかりの新米配達員が 天地無用決して落としてはいけないという禁断のパンドラの箱を 落下させてしまったんだニャー 外装は普通の茶色い無地の箱にゃんだが そこに貼られし封印の札がピンク地にデフォルメされたアニメキャラの顔が いくつも違うバリエーションで刻印されているという代物なんだニャー 我輩達もイタリア支部のように殲滅作戦を決行されてしまうのかもしれニャい… さらばニャ、人間たちよ… 136 :国民さん@遺跡いっぱい:2009/07/27(月) 18 42 00 ID ??? なにそれこわい…… 137 :露国民:2009/07/27(月) 18 57 08 ID ??? 一昨日霊感のある祖国、霊感のあるイギリスさん、 霊感のあるニート(俺)の3人で和歌山県串本の出る民宿に泊まりました。 電気消して煙草吸って酒飲んでたら1時頃スーツ着たオッサンが部屋の真ん中に現れました。 イギリスさんが霊にのしかかりました。 祖国が周りで⊂(^ω^)⊃ブーン!おっおっをしました、 その後祖国は酒を霊にかけました(ジンジャエール割り) そしてイギリスさんが「生姜戦隊ジンジャー!」と叫ぶと同時に幽霊は消えました。 僕はアイドルお宝サイト見てました。 今日900円の駅弁買うため2000札を払った9100円お釣りが来ました。 感謝。 139 :国民さん@トマトいっぱい:2009/07/27(月) 19 25 48 ID ??? 132 うちの子達がごめんな、お詫びに132をトマト祭りに招待したるわ~ て、祖国が言っとったわー。 伝えたからな? 140 :国民さん@毛量いっぱい:2009/07/27(月) 19 49 25 ID ??? 逃げて! 132さん超逃げて―――――!!! と叫びたくなる気迫を受信したのは私が英国民だからなのかな…ゴクリ おかしいな?一度も妖精さんとか見たことないんだけどな? 141 :132 国民さん@UFOいっぱい:2009/07/27(月) 20 00 18 ID ??? なんだい?俺が何かしたってのかい? なんなんだよ!トゥースキュアリーすぎるんだぞ!! そういうのは肝が据わってそうな祖国にやってほしいんだぞ!! 134 おおおおおおおお キャトルミューティレーションはどうか勘弁 142 :国家さん@国民いっぱい:2009/07/27(月) 20 05 14 ID ??? 137 幽霊かわいそす 143 :1/9@日国民:2009/07/28(火) 06 33 24 ID ??? ちょっと長いから嫌な人はスルーしてくれ 2年くらい前の個人的には洒落にならなかった話。 大学生になって初めての夏が近づいてきた金曜日頃のこと。 人生の中で最もモラトリアムを謳歌する大学生といえど障害はある。そう前期試験だ。 これを無事にやり過ごし、単位を獲得しないことにはせっかくの夏も存分に楽しめない。 大学で出来たまだ少し距離感のある友人達(AとBとする)と翌週から始まるテストに備えて 俺の部屋で試験勉強に励んでいてた時 A「試験勉強ウゼー。飽きた。ちょっとここらで気分転換しねぇ?」と言い出した。 B「んじゃ、どうする?ゲームでもする?」もう一人の友人が応える。 A「時期的にはちょっと早いけど肝試しとか?」 B「いやw 女もいなくて『キャー!B君コワーイ!』とか キャッキャウフフもないからメリットねーじゃん」 A「俺らまだでつるみはじめてから日が浅いだろ? ここらで友情を深めるイベントをと思ってさ」 ちょっと引き気味で B「お前・・・まさかガチ(ホモ的な意味で)じゃねーよな?」 A「んなわけあるかwww 気分転換にはいいと思うんだけな俺は。 実はこの近くでそれっぽいポイントを見つけたんだ。 んで実は昼間のうちに準備もしてきてたりするんだが」 俺「準備済みとか段取り良すぎだろw」 Bは最初嫌がってたが、目的地が噂の心霊スポットとかじゃなくてチャリでいける距離にある ただの無人の神社だとわかるとしぶしぶだが了承した。 一方、俺は怪談とかは結構好きで、肝試しにも乗り気だった。 俺は全くの零感なもんで、中学生の頃に地元で仲の良かった友人達と有名心霊スポットに 行ってみても何か見たり、何かが起こったりってことは今まで一度もなかったからまぁ気楽に考えてたんだな。 目的地の神社に到着して、A曰く 「別に心霊スポットって訳でも無いからみんなでウダウダ言いながら行って帰ってだったら、 なんの面白みも無い。だからちょっとした準備をしてルールを決めてやろうぜ」とのこと 肝試しのやり方は ①3人でまず神前に入りお参りして神様に肝試しのお断りを(3人とも小心者だったので・・・) ②神社の裏手で火が燃え移る恐れの無い場所に風除けを立てて蝋燭(アロマキャンドルで代用)を3本設置 ③神社の入り口まで戻る ④一人づつ順番に先ほどの蝋燭のところまで行き、行ってきた証拠に蝋燭に火を灯して帰ってくる ⑤全員が終ったら、全員で蝋燭の元に戻り、火を消して蝋燭と風除けを撤去 ⑥最後に神前で「おさわがせしました」と御詫びして帰宅 というもの。じゃんけんでB、A、俺の順番となった。 内心で最もビビってそうに見えたBが一番最初だったので大丈夫かとか思ってたが、 目に少し恐怖の色が見えたものの、当然のことだが、 何も起こらなかった様で普通に戻ってきた。 次に行ったのがAだが、さすが肝試しの発案者だけあって全く平気な様子で戻ってきた。 そして最後の俺の番となった。 小さな神社であるため、鳥居をくぐるとすぐに神社の拝殿が見える。 夜の神社というだけで不気味ではあるが、この日は風もあまりなく月明かりも出ていたので、 それほど恐怖感はなかった。 拝殿を通り過ぎ、本殿に沿って裏手に回る。 俺達が設置した場所に二つの炎が灯った蝋燭が見える。 「やっぱり何も起きないか」 と安堵とわずかな失望が入り混じった微妙な心境で最後の蝋燭に火を灯した。 その後、もと来た道を戻り友人達の元に戻った。 3人揃った所で、「やっぱり何も起きねーかー。」 「でもなんやかんやでこの雰囲気はちょっと来ねぇ?」とか 無駄口を叩きながら蝋燭の元に戻って火の始末をして回収したが、 この時もやはり何も起こらなかった。 最後に、何も起きずに無事帰途につけることのお礼と 「おさわがせしました」の御詫びをして拝殿を離れた。 そして、後十数歩で鳥居というところまで戻った時だった。 背筋に氷柱を入れられたような悪寒ともに肌が一気に粟立つ感覚に襲われ立ちすくむ。 決して背後を振り返らないように隣を見るとAもBも同じものを感じたらしく立ち尽くしている。 俺「まさか・・・な」 A「おいおい、やっぱ神様怒ってんじゃね?」 軽口を叩いてはいるもののその顔に余裕はなさそうだった。 A「出口の自転車のところまで後ちょっとだし、 土産話が出来ると思っていっせいので振り向いてみようぜ。」 B「バカいうな。こういうのは見ない方がいいって相場が決まってる。 このまま振り向かずにチャリ乗って帰るべきだろ。」 そんな中、その時の俺はというと、今ままで霊体験を一度もしたことがなかったこともあり、 恐怖よりも好奇心が勝っていて 俺「いやいや、コレこそが肝試しじゃね?これはいっとくべきだろ。」 そんなこんなでウダウダ言ってる間にも背後の気配は徐々に濃密になっていく。 Bも俺とAに押され、結局全員で一斉に振り向くことに。 最初にぱっと見た限りでは、月明かりに照らされた神社の境内には何も見えなかったが、 目を凝らしてみると自分達と拝殿の間あたりに黒い水溜りのようなものが見える。 「あんなところに水溜りなんてあったけ?」 さっき通ってきた時には確かにそんなものはなかったはずだ。 気付くと、つい先ほどまで聞こえていた微かな葉音も止んでおり、 耳が痛いほどの静寂に包まれている。 とぷんっ 小石を川面に投げ込んだような水音が微かに聴こえたような気がした。 見ると先ほどの黒い水溜りのようなものに波紋が広がっている。 そこからゆっくりと漆黒の2本の手の様な物が水溜りから突き出され、 何かが這い出そうとしているように見えた。 その時、あれは幽霊とかそんな生ぬるいものではないもっと禍々しい何かだと自分の直感が告げていた。 頭のようなものがぬるりと持ち上がってきたところで、 俺達は弾かれたようにその場から逃げ出した。 自転車に飛び乗り元来た道を全力で走る。当然後ろを振り返って確認する余裕などなかった。 3人とも這々の体で、元いた俺の部屋に転がり込んた。 部屋のドアにしっかりと施錠した後、まだ恐怖の余韻が残る中、 「なんだよアレ。やばいやばいやばいやばい。」 「俺、幽霊とか見たこと無いけど、アレは絶対やばいって 雰囲気的に幽霊とかのレベルじゃねーよ。」 沈黙が恐ろしくて、みんな口々に意味の無い事を言い合っていた。 しかし、その後しばらくたっても神社で見た何かが追って来ている様子がなかったので、 電気を点けっぱなしにして、ミニコンポから音楽を流しっぱなしにした状態で寝ることになった。 恐怖感からか目が冴えて全然眠れなかったが、 朝日がカーテンの隙間から差し込む頃にはそれまでの緊張感から うとうとし始めていた。その時に夢を見た。 その時に見た夢というのが風景も何もなく真っ暗な場所に、 肝試しに使った蝋燭が3本立っており、その内の1本に 炎が灯るというもの。目が覚めてから聞いて見るとAとBも同じ夢を見たらしい。 全員が同じ夢を見ていたということに気持ちの悪さを覚えながらも、その日は解散となった。 その日(土曜日)の夜、再び同じ夢を見た。暗闇に蝋燭3本が立っている。 前回と違ったのは、3本の蝋燭の2本目に 炎が灯ったこと。目が覚めてから何かを暗示しているようで、 気味が悪かったが週明けの試験のこともあったので あまり外出もせず勉強に励んだ。 予感していたことだが、日曜日の夜にもやはり同じ夢を見た。 今度は3本目の蝋燭に炎が灯された。 何か嫌なもの予感させる夢だったが、試験をサボるわけにもいかず大学に出かけた。 同じ講義と試験を受ける予定だったAとBが来ていなかった。 気になりながらもその日予定されていた講義と試験を 無事に終え、とりあえずAの携帯に連絡を取ってみたところ、 少し混乱をしていて要領を得なかったが、 A曰く「2本目の蝋燭が灯った夢を見て目覚めた日に神社にいたアイツが来た。」 ソレに気を取られたからなのか、何も無い階段で足を踏み外し、 足を骨折して今、病院だという。 今度はBに連絡とったところ、Bも似たような感じで自転車で事故に逢い入院中とのこと。 とりあえず、二人とも生きてはいることがわかりホッとしたものの、 次は確実に自分の番ということに気付き ジワジワと恐怖感がせりあがってくる。 そんなところに突然声をかけられ、座っていたキャンパス内のベンチから 思わず飛び上がりそうになる。 声をかけてきたのは隣に住む祖国だった。 祖国「どうしたんです、顔色が悪いですよ?」 俺「なんだ、祖国ですか脅かさないでくださいよ…」 祖国は知り合いを探すように周りをちょっとキョロキョロしながら、 祖国「別に脅かすつもりはって…」 祖国「ちょっと、Dさん(俺のこと)なんてモノ連れてんるんです。」 俺「ちょっ…連れてるって何の話ですか? 何か視えるんですか。 ってか祖国視える人なんですか? そんな話今まで一言も言ってなかったじゃないですか。」 祖国「ちょっと、一気に質問しないで下さいよw」 ここで祖国についての説明と祖国から聞いた話をまとめると 祖国について ・隣に住む祖国(イギリスさん(魔法やら奇跡やら使える)が知り合いに) ・地元の神社をやってる ・昔からいろいろと視える性質だそうだが、わざわざ人に喋ることでも無いし、 喋ることで鬱陶しいの(そういうのが好きな人間)にまとわりつかれるのも嫌だからとのこと。 聞いた話 ・何か得体の知れないものが憑いてる。(人間の霊とかで無く良くわからんらしい) ・話を聞いた限りでは物理的に害を与えるというよりも、精神に障るタイプのヤツっぽい。 ・憑かれたままだと碌な目に遭わないはず、下手すりゃ死ぬかもとのこと。 その話を聞いて今も視えるか聞いてみたら 祖国「ほら、あの並木のあたり」と言って祖国は向こうに見える並木道を指差した。 俺「講義や試験を終えた学生がぞろぞろ帰ってるのが見えるだけですが・・・」 祖国「じゃ、メガネ外してもう一回。歩いてる人の足元あたりに注目して下さい」 俺「!!!!」 周りの風景や人はぼやけて見えるのに、 辛うじて人の形に見える漆黒のタールのようなものの上半身が 這うような姿勢のまま静止しているのがはっきり視える。 祖国「見えました?クロウリングケイオス(crawling chaosかな?)って感じですよねw」 俺「祖国は神社の神主をされてましたよね?お払いとか出来ないんですか?」 祖国「無理ですねw 自分に変なのがまとわり憑かないようにすることで精一杯です。 まだ修行が足りませんw」 祖国「それにしても何したんです? 普通に心霊スポットとか行ったぐらいじゃあんなの拾ってきませんよ普通www」 俺「マジ笑い事じゃないですよ。神社で肝試ししただけですよ。俺ら。」 祖国「うーん」 何か含みのある様子で軽く唸ると、急に祖国が俺の手を引いて 祖国「ま、こんなトコで立ち話もなんだし、ちょっと飲み屋にでも行きましょうか? 奢ってあげますから。」 祖国「私とくっついてたらとりあえずは大丈夫です。 あと貴方は結構運がいいですね。イギリスさんが用事ついでに、 私のトコに寄る予定があるんです。 後、2時間くらいで着くはずだから安心して良いですよ。」 そう言いながらグイグイ俺を引っ張っていく。 結局、2人で個室のある飲み屋に入り先ほどの話の続きをすることに。 飲み屋に腰を落ち着けて、事の経緯を説明し、いろいろ聞いた話をまとめると以下。 (聞いた時にわからなかった言葉とかは後でググッて補足しています。) ●祖国ではお払いが出来ないことについて ⇒普通、神職自体には、霊とかその他諸々を払う力は無い。 祀ってる神様の力を借りないことには払えない。 そもそも神職は巫覡に端を発しているので、霊を成仏させたりする坊主とは違う。 神様の力を借りるには相応の舞台装置が必要。 つまり神社の外では依り代とかがなければ大したことは出来ない。 ●神社の境内は神域のはず、なんであんなのがいるのか? ⇒坊主の作る結界とは違い、神社は神を降ろすための舞台装置 (神を降ろし易くすための場)にすぎない。 神域とは舞台装置である神社に神が降りることによって始めて力を発揮する。 神職や管理者がいたり、キチンと定期的に祀られてる神社は、 神域として正しく機能しているためおかしなものは寄り付かない。 逆にそうでない神社は何か寄せるための舞台装置だけがある状態。 色々とおかしなものが集まってくるので危険。 ここまで話を聞いて疑問に思った事を聞いてみた。 俺「なんでイギリスさんが来たら安心なんですか? イギリスさんて魔法や奇跡やら起こせるだけでそういうのには何も出来ないんじゃ。 それとも祖国と二人で力をあわせれば何とかなるってそういう話ですか?」 祖国「違います。ただ、あの人は色々と特別なんです。 向こうの神様に守られてるんですよね。具体的な効果範囲はわかりませんけど、 少なくともイギリスさんの視認できる範囲内には、 幽霊とかその他もろもろの危害を加えるものは近寄れません。」 俺「それを聞いて気付いたんですけど、もしかして、 地元の心霊スポットとかで肝試しした時に何もおこらなかったのって…」 祖国「そう、いつも私と一緒にイギリスさんいたでしょうww」 俺「でも、なんでイギリスさんだけそんな特別扱いなんです? そもそも神様が1人だけを守ったりとかあるんです? そういうのって全世界にあって、しかも有名な神様だと分霊でしたっけ? とかされて同じ神様を祀ってるところがいっぱいあるのに」 祖国「んー。ちょっと長くなるけど良いですか?」 祖国より聞いた話(特定されない程度にぼかして記載している箇所があります。) ・祖国の神社(A神社とする)は、全国に同じ名前の神社がある、つまり総本社の分社。 ・ただ、祖国のところは、元々は別の神社(B神社とする)を管理してきた。 ・B神社は今もあるが、現在その直接的な管理は、B神社がある地域の町内会がおこなっており、 祖国は、それをサポートする立場。 ・B神社は決して大きくは無いが延喜式神名帳にも記載されていた それなりに歴史のある式内社(少なくとも千年以上) ・B神社は、全国的に見ても少し特殊な神社。(主祭神と建築様式の2点において) ・ある神様を祀っているが、その神様を主祭神としている神社は、全国でB神社のみ。 ・B神社は、平安時代以降のある時代に戦乱だか災害だかで一度消失し、 近年に再建された歴史を持つ。 ・神社が再建されたのは表向きには、神仏分離令が出た後に、 その地域にも由緒正しい神社があったことがわかり、 これはぜひ再建するべきとの機運があったためとのことだが、 その地域の鎮守としてB神社がなかった空白期間が 長かったため、定期的に祖国が封じるための儀式を行ってきたけれでも、 それでは抑えきれず、封じてた何かの 悪影響が出るようになっていたからとのこと。 ・それをあらわす証拠が再建された時の建築様式に現れており、 いくら由緒正しいとは言え田舎の小さな一神社には ありえない特徴があり、その再建した時代にその神社が重要視されていたことがわかる。 ・再建後は、B神社は鎮守としてきちんと祀られ(収穫祭ではあるが秋祭りもある)、定期的にその神社で 儀式を行っているため、その何かは封じられていると事。 まあ、長々と書いたけど関係無いはなry 因みにイギリスさんは神様の一部を常時降ろしているような状態で強力に守護されているため、 イギリスさんの周りはイギリスさん自身の体を舞台装置(依巫)とした 一種の神域のようなものになっているとのこと。 よってイギリスさんにとっては俺に憑いている程度のものを払うのは 大したことでは無いという訳だそう。 場合によってはイギリスさんがこの飲み屋に着いただけで、 憑いていたものは消滅してるかもと祖国は笑っていた。 そんな話をしているうちにイギリスさんが飲み屋にやってきた。 祖国から話を聞いた後だったが、1年ぶりにあったイギリスさんは、 俺には普通の今時のイケメン兄ちゃんに見えた。 英「久しぶりだな。日本から電話で聞いたけど、なるほど、ちょっと「障られて」るな。」 そう言うとイギリスさんは俺の頭を軽くポンっと叩いて 英「よし。これで大丈夫だ。」 俺「へ!? もう終わりですか? もっとこう祝詞的なものとかは必要ないんですか?」 (地球生まれのTさんの『ハァー!!』みたいな気合的なものとかもなかった。 本当に軽くポンと頭を触られただけ…) 英「ねーよw これでOKだ」 祖国「うん。頭から伸びてた紐みたいなのがもう視えませんから大丈夫です。」 物凄く拍子抜けしたが、その後、3人で飲んだ後にうちに帰って寝たが、例の夢はもう見なかった。 (翌日、入院しているAとBについてもイギリスさんに払ってもらった。) AとBが怪我したものの最終的にみんな無事だったのでよかった。 得られた教訓としては無人の神社には近づくなって事。 投下した後でなんだが祖国の怖い話じゃないなこれw 前 次 上へ戻る
https://w.atwiki.jp/vip_witches/pages/1364.html
『科学ノ進歩ニ犠牲ハツキモノデース』 俺「」コソコソ 坂本「ん?俺、どうしたんだ?殆ど食べてないじゃないか」 俺「!」ビクッ ミーナ「あら、本当ね。いつもはおかわりまでするのに」 バルクホルン「俺……まさかどこか調子が悪いんじゃないだろうな……?衛生兵!衛生兵―――――!」 エーリカ「トゥルーデ大げさすぎるよ……落ち着いて」 リーネ「どこか具合でも悪いの?」 俺「」フルフル ミーナ「具合が悪くないのにおかしいわね、誰かアレッシア先生を呼んできて頂戴」 宮藤「私が呼んできます!」 … … アレッシア「これは……」 一同「これは……?」 アレッシア「虫歯ですね」 一同「虫歯……?」 アレッシア「ええ、虫歯です。俺君、夜お菓子を食べた後に歯を時々磨かなかったでしょう?」 俺「」フルフル ミーナ「ええ、ちゃんと夜歯磨きはしてあげていたけど……」 坂本「さては、こっそりつまみ食いをしていたな?」 俺「」ビクッ ミーナ「本当なの?」 俺「」コクコク ミーナ「もう、あれほどちゃんと歯を磨きなさいって……」クドクド 俺「」シュン… バルクホルン「ミーナ、もう辞めてやってくれ!俺だって悪気なんてなかったんだ!」 坂本「しかし困ったな。虫歯なら早く治療せね」 アレッシア「そのことなんだけど、今ロマーニャにカールスラントから腕利きの医者が来ているはずだから紹介状を書いてあげるわ」 ミーナ「すみません、アレッシア先生……」 アレッシア「いえ、いいのよ。なるべく悪化する前に、早めに連れて行ってあげてくださいね」 ミーナ「ええ、今からでも連れて行くわ」 俺「」コソコソ ミーナ「さあ、俺君。行くわよ?」 俺「」フルフル ミーナ「だめよ?これ以上悪くなる前にちゃんと治さないと」 俺「」フルフル イメージ中 医者「ふふふ……ひゃーっはっはっはっはっ!これは削り甲斐のある虫歯だぁ!」 キュイイイイイイイン ガリガリガリガリガリガリ 医者「ふーっははははははは!ひゃーーーはははははは!ひひひひひひ」 キュイイイイイイイインガリガリガリガリガリガリ イメージ終了 俺「」ガクブル アレッシア「何を想像したか分からないけど……そんなに怖い所じゃないわよ?」 俺「!」 ミーナ「美緒、基地の事は頼んだわよ」 坂本「ああ、任せておけ。ミーナ一人で大丈夫か?」 ミーナ「そうね、もう1人位誰かを連れて行くわ」 シャーリー「あたしが運転していってやるよ」 坂本「だそうだ」 ミーナ「わかったわ。シャーリーさんお願いするわ」 … … ミーナ「住所はここね……本当に病院なのかしら?」 シャーリー「病院というよりは……研究所?」 俺「」コクコク ミーナ「外見で判断してはダメね。中に入りましょう」 … … ミーナ「こんにちは。どなたかいますか?」 博士「ワタシハ世界的うぃっち医学ノ権威、ウィッチ博士デース!」 3人「!?」 ミーナ「あの、アレッシアさんからの紹介を受けて来て……」 博士「あれっしあ君カラノ紹介デシタカ!キョウハドンナヨウケンデココヘ来タデスカ?」 ミーナ「この子が虫歯になってしまって……」 俺「」コクコク 博士「アナタハ今ノ自分ニ不満デスネ?デモ、モウダイジョーブ!アナタヲぱわーあっぷシテアゲマショー!」 俺「」フルフル 博士「オウ!何ガ不満デスカ!トッテモ強クナレルノニ」 ミーナ「博士?今日は虫歯の治療に……」 博士「治療ナラ治療ト言ッテクダサーイ。残念デース」 シャーリー「なあ、ミーナ中佐。本当に大丈夫なのか?何かすげー胡散臭いんだけど」 ミーナ「でも、アレッシア先生の紹介よ?多分大丈夫だと思うけど……」 博士「デハ、少年!口ヲ開ケテクダサーイ……立派ナ虫歯デース!デモ、モウダイジョーブスグニ治リマース。ソコノ椅子ニ掛ケテクダサーイ」 俺「」トテトテ カシャン! 俺「!」ジタバタジタバタ ミーナ「博士!?」 博士「コレカラ先ハ、トテモ危険ナ作業ガ行ワレマース!ダカラ暴レナイヨウニ……アクマデ用心デース」 俺「」ウルウル ミーナ「俺君、頑張るのよ……」 シャーリー「虫歯の治療なんて痛くないさ。すぐ終わるよ」 俺「」ブルブル 博士「ソレデハイキマース」キュイイイイイイン 博士「ダイジョーブ、痛イヨウニハシナイカラ……」キュイイイイイイン 俺「」ガクガクブルブル 博士「デハ治療ヲ始メマショウ……オカシヲ食ベタ後ニ歯磨キヲシナカッタソノ代償ヲ……身ヲ持ッテ知ルガイイデース……」キュイイイイイイン 俺「」ガクガクブルブル 博士「神ニデモ悪魔ニデモ好キナ方ニ祈ルガイイデーーース」 … … … … 博士「フフ!完璧ニ成功シタノデース。医学ガマタ一歩前進シタ瞬間デース」 俺の虫歯が治った ピコーン 魔法力が上がった ピコーン 筋力が上がった ピコーン 敏捷が上がった ピコーン 技術が上がった ピコーン 精神が上がった ピコーン … … カチャリ 俺「!」タタタタタッ ミーナ「あらあら、怖かったのね……」 俺「」コクコク ガクブル 博士「ツイデニアナタタチモ健康ニシテアゲマース」 ミーナ「えっ?」 シャーリー「うさんくさいなぁ」 博士「肩コリヤ腰痛ソノホカ何デモ治リマース。肌ノつやモ回復シマース」 2人「是非お願いします!」 … … ミーナの肩こりが治った キュッが9上がった 肌のツヤが2あがった … … シャーリーの肩こりが治った 胸の張りが2あがった 肌のツヤが5あがった … … ミーナ「なんだかとっても体が軽いわ。何だかお肌も少しツヤツヤになった気がするわね」 シャーリー「顔と話し方は胡散臭いけどいい人だったな~」 博士「マタ機会ガアッタラ来テクダサーイ。特ニソコノ男ノ子ヲ。彼ハ大イナル可能性ヲ秘メテイマース。ワタシノ手ニカケレバ潜在能力ヲ大幅ニ引キ出セマース!」 ミーナ「でも、危ない事をしそうなのでそれはちょっと……」 博士「オウ……ソレハトテモ残念デース……」 ミーナ「でも、博士、ありがとうございました」 シャーリー「助かったよー」 博士「オウ、トンデモナイ。マタ困ッタ事ガアッタラ、来テクダサーイ」 … … ○基地○ 俺「♪」モグモグ 宮藤「はい、俺くん、プリンだよー」 俺「♪」モグモグ リーネ「はい、あーん」 俺「♪」モグモグ 坂本「まったく、虫歯が治ったとおもったら……」 ミーナ「いいじゃない、美緒」 坂本「また虫歯になったらどうするんだ?」 宮藤「大丈夫ですよ坂本さん。何か食べさせたらちゃんと歯を磨いてあげますから」 リーネ「食べた後、ちゃんと歯を磨かないとダメよ?」 俺「」コクコク バルクホルン「ほら俺。お菓子もあるぞー」 俺「♪」モグモグ ミーナ「程々にしておかないと夜ご飯が食べられなくなってしまうわよ?」 俺「」コクコク 坂本「うーん…ミーナ、病院で何かいいことでもあったか?」 ミーナ「どうしてそんな事を聞くのかしら?」 坂本「いや、朝に比べて調子がよさそうだったからな」 ミーナ「そうね、良い事というよりは疲れがとれた感じかしら?」 シャーリー「ま、アレッシア先生に感謝だな」 アレッシア「え?私何かしましたっけ?」 ミーナ「アレッシア先生から紹介してもらった病院に行ったついでに疲れをとってもらったんですよ」 アレッシア「えっ?私そんな事しましたっけ?それに今、基地に戻ってきて、みなさんを探しに来ただけですけど……」 ミーナ「……?」 坂本「どういうことだ?」 シャーリー「朝いたアレッシア先生は一体誰だったんだ?」 アレッシア「……?」 坂本「俺!ちょっとくるんだ」 俺「?」トテトテ ミーナ「アレッシア先生、俺君にどこか悪い所が無いか診てもらっても大丈夫ですか?」 アレッシア「ええ、いいけど……特にどこも悪くはないみたいね」 ミーナ「後、虫歯がちゃんと治っているかも確認してもらっても大丈夫ですか?」 アレッシア「虫歯?そんなものは見当たらないし、治した形跡もないわよ?」 シャーリー「見落としじゃないのか?確かに今日俺は虫歯の治療をしたはずだぜ?」 アレッシア「嘘だというのなら見てみなさい?この綺麗な歯を」 一同「……!?」 ミーナ「無いわね……治した形跡も虫歯も」 バルクホルン「実は虫歯ではなかったのではないか?」 坂本「それはないだろう……俺に関しては訳が分からないことばかり起こるな」 宮藤「もう、いっその事深く考えなければいいんじゃないですか?」 シャーリー「そっちのほうがいいかもなー」 リーネ「俺君は、何かおかしいと思ったことはある?」 俺「」フルフル ペリーヌ「本当、謎に包まれ過ぎですわね」 … … … ○???○ アレッシア?「ふふ、まだ彼の覚醒には程遠いみたいですね」 博士「しかし、虫歯の治療と同時に少しだけ彼に力を授けておきましたよ」 アレッシア?「ふふ、博士の悪い癖ね」 博士「科学ノ進歩ニ犠牲ハツキモノデース」 アレッシア?「まさか……失敗したんじゃないでしょうね」 博士「力を授けておいたと言っただろう?」 アレッシア?「そう、良かった……」 博士「今のところ順調に成長しているようだ……」 アレッシア?「ウィッチーズも彼の魔法の一旦に触れたようね……」 博士「後、2つか……」 アレッシア?「そうね……彼の覚醒が楽しみだわ」 博士「英雄になるのか、悪魔になるのか……」 アレッシア?「多分彼は英雄になるわよ?賭けてもいいわ」 博士「私はどちらかというと悪魔になってこの世界の終焉を見てみたい気もしますがね」 アレッシア?「どっちに転んでも……」 博士「世界は大きく動く」 戻る 携帯用戻る 戻る 携帯用戻る
https://w.atwiki.jp/aniwotawiki/pages/830.html
登録日:2011/05/15(日) 02 18 13 更新日:2022/10/03 Mon 11 36 15 所要時間:約 3 分で読めます ▽タグ一覧 エレボニア帝国 オリビエの軌跡 スチャラカ演奏家 光まとう翼 変態 子安武人 愛すべきバカ 放蕩皇子 既婚者 琥珀の愛 皇族 碧の軌跡 空の軌跡 英雄伝説 閃の軌跡 『英雄伝説 軌跡シリーズ』の登場人物。 年齢 25歳(FC/SC)→26歳(3rd)→27歳(碧・閃)→29歳(閃Ⅳ) CV 子安武人 空の軌跡FC第1章から登場。 リベール王国の隣に位置するエレボニア帝国から仕事半分、道楽半分で訪れたと名乗る青年。 その二国の国境に位置するハーケン門にて偶然エステル達と知り合うこととなり、以降は節々で共に行動する。 リュートの弾き語りをしながら旅をしている自由人。(自称)愛と美の探求者。 軽妙かつ飄々とした態度に肩までかかる金髪と端正な顔立ちをしたイケメンだが、変態。 女の子達を(時には男も)子猫ちゃんと呼んだり、美少年であるヨシュアに顔を赤らめてつきまとったり、無銭飲食をして牢屋にブチ込まれたりしている。 後述の立場や本来の目的を考えていないようなそれらの行動に対しては、 親友のミュラーに引きずられていったり、シェラザードと飲んで酔い潰されてしまったり、と制裁が加わることもある。 ●戦闘における性能 武器は導力銃。 射程が長く相手に近寄ること無く攻撃出来るので自爆する敵に対して有効となる。 クラフトはHP回復やアーツ駆動解除など扱いやすいものが多い。 オーブメントには『幻』属性の固定スロットを一つ持つだけで、且つラインが一本線なのでアーツの組みやすさが作中トップレベル。強力なアーツを組みやすく、支援から攻撃までこなせる。 上記の特徴に併せて、HP・STR・DEFが低く、EPとATSが高い典型的な後衛タイプの能力をしている。 以下ネタバレ 本名はオリヴァルト・ライゼ・アルノール。通称《放蕩皇子》 エレボニア帝国の皇子である。普段名乗っていたレンハイムは母方の姓。 庶子であるために皇位継承権からは遠いらしく、それまでは知名度もほとんど無かったので、 親友のミュラーの姓が皇族の守護を代々務めるヴァンダールである事から察したヨシュア以外は誰も気づいていなかった。 ●SC終盤 エレボニア帝国の皇子としてエステル達の前に姿を現し、ほぼ全員を驚愕させた。 この時は髪を後ろで束ねたビジュアルに変化している。 進軍していたエレボニア軍隊を撤退させ、《輝く環》に同行するための茶番を演じた。 SC中盤でパーティーを離脱してからは『身喰らう蛇』と通じていた自国の《鉄血宰相》ギリアス・オズボーンの企みを阻止すべく、カシウスと共に暗躍していた様子。 正体を隠して遊んでいた……だけではなかったらしい。 ●3rd ビジュアルが皇子姿の時のように変化。 エレボニアの現状を打破するため、そして打倒鉄血宰相のために精力的に頑張っているらしい。 シリーズ通してのシェラ姉とのやりとりや、ライバルであるブルブランや相棒であるミュラーとの会話はなかなか面白い。 本作でも仲間になるが、同じくラインが一本線の上にスロットの制限が無いレンも仲間になるので、アーツ使いとしての活躍の場は減少してしまった。 とはいえ通常攻撃のリーチは相変わらず長いので差別化はされている。 この時エンディングでシェラザードに向けて意味深な言葉を伝えていた。 ●碧の軌跡 皇帝の名代として、オズボーン宰相と共にクロスベルで開かれる西ゼムリア通商会議に帝国代表として参加。 ……の前に、旅の天才音楽家オリビエ・レンハイムとしてクロスベル観光を満喫。担当のSP…もといマネージャーのミュラーからの捜索依頼という形で支援要請にも登場する。 みっしぃショーに乱入するなど相変わらずのフリーダムっぷりを発揮。ミュラーさんとの漫才もやっぱり健在だった。 会議に先立ち、オリヴァルト皇子としてクローディア姫らと共に支援課の面々と会談。帝国皇子として、そしてエステル・ヨシュアの友人として、会議の裏の“何か”に警戒するよう支援課に警告した。 ちなみに本国では(名目だけだが)士官学校の理事を務めているらしい。今後の展開の伏線ではないかと予想されたりされなかったり。 ●閃の軌跡 と思っていましたらやっぱり伏線でした。 主人公達が通う「トールズ士官学院」の理事長として登場。身分を問わず構成された「特科クラスⅦ組」の発起人でもあるそうだ。 今作は帝国編なので真面目に働いている彼の姿を見ることができ、新聞とかでもちょいちょい彼の名前が登場してる。皇族で風流人でお茶目な性格が功をなして国民からの人気は高い。 なお今作までは皇位継承権から遠いと設定されていたが、今作からは皇位継承権を放棄していると改められている。ゲーム内で何かあったのか、それとも単なる表現の違いなのかは不明。 流石に自国民の前では自重しているのか変態成分は少なめ。でもミュラーとの夫婦漫才は健在なのでご心配なく。 今作ではオズボーン宰相に対抗するため、そして「革新派」と「貴族派」の全面対決を防ぐため「第三の風」となるべく精力的に活動する。真面目に働いてるオリビエが見れるぞ! 極めつけはZCFと皇帝からの援助も有り完成した、アルセイユⅡ番艦《カレイジャス》の存在であろう。帝国最強の剣士として名高いヴィクター・S・アルゼイド子爵を艦長とし、「革新派」でも「貴族派」でもない「皇族の船」として帝国内の動乱を鎮める役割と、そしてオズボーン宰相の野望を打ち砕くため奔走する。 ●閃の軌跡Ⅱ 帝国の内戦が始まり、リィンを逃した後決死の覚悟で《蒼の騎神》オルディーネに立ち向かおうとするⅦ組の面々の前に援軍として現れた以降、カレイジャス及びその搭乗員と共に行方不明となっている。 「貴族連合」からしたら出来れば協力を、それが叶わぬならばせめて他の皇族方と同じく「保護」するべく探しているみたいだが見つからなかったようだ。 リィンが「貴族連合」に監禁された時とほぼ同時期に他の面々と合流を果たしたようで、「カレイジャス」を使って颯爽と助けに参上する。 その後はリィン達士官学院生に「カレイジャス」の運用を任せ、自身は激戦区である帝国西部に向かい「第三の風」として難民などの保護を行った。 終章ではブルブラン&デュバリィに苦戦するⅦ組の前にトヴァルと共に援軍として現れ、息のあったアーツ攻撃の連打で執行者級の相手の相手を見事引き受けた。 帝国編における重要人物の彼。もう少し帝国編は続くようなので活躍に期待したい。 また帝国編では彼の家族である皇族一家も登場する。 腹違いの弟・妹であるセドリック皇太子にアルフィン皇女。父親のユーゲント三世に義母のプリシラ皇妃も登場する。 社長曰く、セドリックとアルフィンは兄のオリビエを尊敬しており、プリシラ皇妃はその様子を微笑ましく思っている。皇帝はオリビエがオズボーンを敵視していることを理解していながらも、彼の力を見込んでいる、と言った具合に家族仲は良好の模様。 ●閃の軌跡Ⅲ エレボニア帝国の属領となったクロスベルに新旧Ⅶ組が訪れた際、時を同じくして訪問に現れる。 後にⅦ組に協力する形でスポット参戦。数年ぶりに銃使いのオリビエとして活躍してくれる。 相も変わらず軽妙な態度をしているが、かなり苦しい立場に置かれており守護役のミュラーとも別行動にされてしまっている。 トールズ士官学院の完全な軍事学校化を知ったオリヴァルトは、最後の悪あがきとして第Ⅱ分校の設立を提唱。更に鉄血宰相に対抗すべく、帝国内外で培った人脈に働きかけ、自らも帝国内部での行動を開始していた。 そして、今作でついにその出生についての事情が語られた。 父ユーゲント三世が皇子としてトールズ本校に在籍していた頃、平民の才媛だった母アリエル・レンハイムと恋仲になり、彼女が退学した後に生まれた。 ユーゲント三世はアリエルを妃として迎えようとしたが固辞されてしまい、ミュラーを護衛につけるに留め、気が変わるのを待ち続けた。 しかしオリビエの祖父である先帝の病状が悪化したのを機に、四大名門に取り入ろうとした貴族がアリエルに刺客を差し向け、ミュラーによってオリビエの命は守られたが、アリエルは命を落とした。 そして正式に皇帝に即位したと同時にオリヴァルトを息子として公表し、これ以上の暴挙を起こさないように、小貴族出身の娘で小間使いであったプリシラを妃に迎えた。 当初オリヴァルトは周囲に壁を作っていたがプリシラの気立ての良さに打ち解け、ユーゲント三世を父として認め、セドリックとアルフィンが生まれた時も喜んだという。 この事情は閃の軌跡Ⅲ終盤まで明かされなかったが、大貴族なら誰でも知っていることらしい。 終盤カレイジャスでリィン達を援護しにヴィクター・トヴァルと共に駆けつける。 だが、それを見越していた黒のアルベリヒの策略にはまり、カレイジャスと共に爆散。 恋人関係に至っていたシェラザードに詫びながら、その生涯を終えた……。 * * * + うそです n ∧_∧ n + (ヨ(*´∀`)E) Y Y * ●閃の軌跡Ⅳ ヴィクター、トヴァル共々命を落としたと思われていたが、爆破の実行犯である銅のゲオルグが密かに手心を加えていたことと、美のライバルとして認め合っているブルブランの救援によって、左目を失うものの、一命を取り留めていた。 そして、パンタグリュエル防衛戦にて、窮地に陥ったリィンたちを救援するために表舞台に復帰。爆散したカレイジャスに代わる新たなる翼《カレイジャスⅡ》を駆ってさっそうと現れ、トヴァルやシェラザード、パトリック、ブルブラン、クロチルダ等と共にその危機を救う。 そこで、「大地の竜」とも「千の陽炎」とも異なる第3の勢力である「光まとう翼」の立ち上げを表明。リベール遊撃士協会、クロスベル特務支援課、トールズ士官学院を一つにまとめ上げ、世界大戦を回避させるための活動に身を投じていく。 さすがに片目を失っており医者から戦闘への参加を認められていないため、戦闘にはオーダー要員でしか参加できなくなっている。 物語終盤にてついにシェラザードにプロポーズし、見事ゴールイン。 本作のエンディングでは彼とシェラザードの結婚式が描かれた。 追記修正お願いするよ、子猫ちゃんたち。 △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] 閃の軌跡の公式サイトにて、長子だということが判明しましたね。あんた長子だったのか!?∑ -- 名無しさん (2013-07-19 11 24 37) 第一王子が庶子なのか。皇帝は女癖が悪いんだろうか -- 名無しさん (2013-09-18 01 51 14) 閃ではいろいろ頑張ってるのが見られるが相変わらずのお調子者。アルフィン王女よ、そのハリセンはどこにしまっていたのかね? -- 名無しさん (2013-10-10 08 39 23) 次回作でキーマンの一人になりそうだな。カレイジャス的な意味で -- 名無しさん (2013-10-14 02 30 38) ↑×2 閃でも変わらずハジケているのか たまにシリアスがあるから 良いんだろうけど -- 名無しさん (2013-11-29 10 29 43) 閃の兄妹漫才は良かったよなwただ帝国が舞台だけあってフリーダムさは薄かったけど。 -- 名無しさん (2013-12-28 00 11 53) 閃で全裸演奏ネタ引っ張るとは思っていなかった(SCでも言っていたけど) -- 名無しさん (2013-12-28 11 50 32) 閃の活躍を追記しときました。 -- 名無しさん (2014-04-05 13 54 22) ステルスで隠すほどの事かね -- 名無しさん (2014-04-05 15 01 08) どこまで書いていいものか分からないっすからね。必要ないという声が多いなら修正しますが -- 名無しさん (2014-04-05 15 12 20) 好きになった女性が平民だから側室にして、その後貴族の娘が正室に…とかそういう感じじゃないか?女癖が悪いわけじゃないと思う・・・となぜかフォローしてみる -- 名無しさん (2014-06-18 22 33 32) ↑それほぼマキアス従姉の末路やん -- 名無しさん (2014-08-22 01 42 44) カレイジャス作ってやっと鉄血宰相に追いついたと思ったのに、閃Ⅱでまた引き離されてしまったな -- 名無しさん (2014-10-05 00 34 35) クロスベル解放時にようやく出し抜けるんだと思いたい。これでクロスベル解放まで宰相殿がいらなくなったから解放したとかだったら勝ち目無さすぎる -- 名無しさん (2014-10-07 21 36 31) いらなくなったから解放っていうのも意味分からんし、クロスベル解放はオズボーンとか結社とかと諸々の決着がついたホントに最後の最後の結末だと思うけどね。 -- 名無しさん (2014-10-07 21 59 37) 結社の計画に手を出した以上もはやオリビエが政治的にどうこうってレベルを超えちゃった気が -- 名無しさん (2014-10-14 06 13 21) ゼノブレイドのハイエンターみたいな感じで皇帝は緋の騎神に深く関わる血脈を薄くする為の血筋を用意してるんじゃないと思う。濃すぎればセドリックのように取り込まれ、薄すぎれば資格ナシと弾かれる。イザという時の為に外と中のどちらにも対抗出来るカウンターとしての存在。 -- 名無しさん (2016-08-03 05 04 01) カレイジャスが爆発四散したけど死ぬ未来が見えない -- 名無しさん (2017-10-06 20 25 35) マジで自分の目を疑った・・・ -- 名無しさん (2017-10-08 19 53 29) 塔から飛び降りたり飛空挺が墜落して無傷(この時は飛空挺の乗組員も無事だし)なのがごろごろいる世界だからヘーキヘーキ。目に見えないだけでメルカパがたくさん待機して拾ってくれてるよきっと -- 名無しさん (2017-10-10 12 41 01) オリビエ・レンハイムほど鬱や悲劇の似合わない男はいない!!だから絶対死ぬはずがない!!きっと怒りに熱した帝国民をいつものようにリュートで冷めさせるにきまっている!! -- 名無しさん (2017-10-15 01 01 23) 爆発っつってもなんか見た目が艦がぶつ切りになったっぽくも見えるんだよなぁ…ファルコムの技術不足なのかもしれんが -- 名無しさん (2017-10-28 16 12 00) キャラが増えすぎだからな、少しさっぱりしないと -- 名無しさん (2017-11-03 10 05 17) 何でぽっと出のミュゼ以下の戦力しか集められなかったんだろ -- 名無しさん (2018-09-21 19 39 25) そうか?光まとう翼でエステル、ロイド、リィンの全員が参加できたのは、オリビエの存在あってこそだと思うが -- 名無しさん (2018-09-28 18 05 10) 軌跡3rd以来だから10年以上か。ようやく言ったなあ。とても情熱的でした。 -- 名無しさん (2018-10-11 09 40 57) シナリオだ何だかんだ言われるけど、影の主人公のストーリーがいい形で完結したのは感慨深い。 -- 名無しさん (2018-10-15 12 13 59) 無傷だった人、片手失っても問題ない人と比べると一番ケガが酷かったんだな -- 名無しさん (2018-10-26 22 16 09) とうとうリィンと親族関係に...そしてシャーリィとセドリックがくっ付けばラニキとも -- 名無しさん (2020-07-06 12 31 31) 旦那とライバル関係ってHELLSINGの犬の餌だったのと比較しても凄い格差。まあ兄貴は機関の人間をゴミ屑の様に殺しまくったのも旦那の怒りに引っかかっていた訳で -- 名無しさん (2021-01-26 18 18 10) 結局のところ、オズボーンにほぼ完ぺきに勝ち逃げされた形よな -- 名無しさん (2022-04-22 02 58 49) シェラと結婚したんだ!?あそこ最後まで曖昧にされるかと思ってた -- 名無しさん (2022-10-03 11 36 15) 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/gods/pages/22499.html
シャーリグラーマ インド神話に登場する神として崇拝される聖石。 トゥラシーを不憫に思ったヴィシュヌが傍らの石に変じたもの。
https://w.atwiki.jp/vip_witches/pages/2416.html
坂本「お願いだから目を覚ましてくれ」 俺「……」 坂本「お前はこんなに簡単にくたばるようなたまじゃないだろ……」 坂本「おれの事だってどうするんだ?このままくたばれないだろ?」 俺「……」 坂本「頼むから目を開けてくれ……」 === == = ミーナ「美緒は大丈夫かしら。あれからずっと俺さんの部屋に篭りっぱなしよ?」 宮藤「坂本さんが先にまいっちゃいますよ」 バルクホルン「あいつが簡単に死ぬわけないだろう、もう少ししたらピンピンして姿を現すさ」 翌朝 もみもみもみもみ…… 坂本「……寝てしまっていたのか」 俺「おはよう美緒ちゃん、こんな所で寝てると風邪引くぜ?」もみもみもみもみ 坂本「そうだな、こんな所で寝ていると風邪を……俺っ!?」 俺「どうしたそんな大声だして?」なでなでなでなで 坂本「目を覚ましたのか……このまま目を覚まさないんじゃないかと心配したんだぞ?」 俺「そういえば少しやばかったっけ俺。でもほらもう大丈夫、話すこともできるし動くことだってできるんだぜ?」もにゅもにゅ 坂本「本当によかった……」 俺「うんうん。本当にこれはいいな」もみもみ 坂本「……俺?」 俺「なんだい美緒ちゃん? 坂本「さっきからどこを触っているんだ……?」 俺「美緒ちゃんの尻と乳。美緒ちゃんなかなか起きないし堪能させてもらったぜ」 坂本「……」 俺「あ……、美緒ちゃん暴力は反対だぞ?一応怪我人だから俺……それに起きなかった美緒ちゃんが悪い」 坂本「……」 俺「ぎゃー!」 坂本「……俺」ぎゅうっ 俺「・・・・・・痛くない?」 坂本「本当に無事でよかった・・・…本当にもう大丈夫なんだな?」 俺「おう、この通り美緒ちゃんにセクハラ働く程度には大丈夫だ」 坂本「……」 俺「いや、冗談だよ冗談。本気にするなよ……?」 坂本「ならいつまで私の胸と尻を触っているつもりだ?」 俺「てへっ。美緒ちゃんに殴られて止められるまでかなー」 坂本「……仕方ないな」 俺「へ?」 坂本「この程度の事で俺が元気になるなら今回だけは好きにするといい」 俺「mjdktkr」 坂本「……ふ」 === == = ミーナ「夜が明けたわね……俺さんは無事なのかしら」 宮藤「一度見てきます。俺さんならきっと大丈夫だと思いますけどもしもの事もありますから……」 ミーナ「ええ。無事でも無事でなくてもすぐに連絡して頂戴?」 宮藤「わかりました、いってきます」 === == = 俺「美緒ちゃん、大変な事になったんだけど」 坂本「どうしたっ、傷口が開いたか?」 俺「傷のほうがもう完全にふさがってるからいいんだ、なんかねこっちのほうが俄然元気になってきちゃった」 坂本「ばかもの!もっこりさせるな///」 俺「仕方ないだろ?」 坂本「わかったから早く元に戻せ!」 俺「すぐには無理。ここまで元気になっちゃうと一回出さないと収まらないぜ」 坂本「……」 俺「そういうわけだ、美緒ちゃん……とても大切な話がある」 坂本「大切な話?」 俺「美緒ちゃんしよう。今からおれを作ろう。俺もいつくたばるか判らないから、あいつの為にも一発やらせてくれ」 坂本「……」 俺「お願い、先っぽだけでもいいから。すぐに抜くから」 坂本「……ストレートすぎるだろ」 俺「回りくどいよりはいいだろ?」 坂本「それでも言い方があるだろ」 俺「言い方ねぇ……美緒ちゃん愛してるだからやろう」 坂本「却下だ」 俺「……判った妥協して尻でやらせてくれ」 坂本「却下だ!」 俺「それなら美緒ちゃん、口で俺の息子を」 坂本「ちょんぎられたいか?」 俺「わかった、わかった。手で我慢する」 坂本「握りつぶして欲しいようだな?」 俺「……調子にのりましたごめんなさい。一人でするんで後ろ向いているか部屋の外で待機しててよ」 坂本「わかった。後ろを向いているから早く終わらせろ」 俺「……チャーンス。ほれっ」 坂本「!?」 俺「俺に背を向けるなんて美緒ちゃんも甘い……」 坂本「俺、一つ聞いてもいいだろうか」 俺「手短に頼むぜ」 坂本「どうして私はベッドに引きずり込まれてお前に組み伏せられているんだ?」 俺「だって、無防備に後ろ向いてたから」 坂本「で、これからどうするつもりだ?」 俺「……子作り?」 坂本「却下だ」 宮藤「坂本さーん、俺さんの具合はどうですか?」 俺「よう宮藤。俺なら元気になったぜ」 宮藤「俺さん元気になったんですね?」 俺「こっちも元気になっちゃって困ったよー」 宮藤「えーと……お取り込み中でしたよね?」 俺「今からすることはまだ宮藤には少し早いかな?」 坂本「……誰がするといった!」 宮藤「坂本さん、頑張ってください」 坂本「宮藤、勘違いするな!」 俺「宮藤もああいっているし、そろそろ始めるか」 坂本「……俺。覚悟しろ」 俺「覚悟?」 坂本「一応怪我人なんだからもう少し大人しくしてろー!」チーン 俺「」 === == = 俺「いやー、本当に昨日は危なかったなー。もう少し遅ければ俺だけじゃなくて美緒ちゃんまでやばかったね」しゃくしゃく ミーナ「でも無事みたいでよかったわ」 俺「無事じゃないところもあったけど……」 ミーナ「???」 坂本「怪我をしたところを言っているんだろう?ほら、口をあけろ」 俺「あーん……」しゃくしゃく 俺「うん、ミーナ中佐わかっていると思うけど俺しばらく戦闘に出れそうにないから」 ミーナ「ええ、怪我人を無理に戦闘に出す気はないわ。美緒もしばらくは戦闘に出なくていいわ。俺さんについていてあげなさい」 坂本「どうして私が……」 ミーナ「宮藤さんから聞いたわよ?あなた達いつの間に仲良くなったのかしら。やっぱり助けてもらってころっと?」 坂本「こいつとなんて仲良くなどなっていない!」 俺「さっきは好きなようにさせてくれたのにー」 === == = おれ「柔らかい、せんぱい……?」 シャーリー「zzz」 おれ「シャーリーさんか……やさしいところとか柔らかい所とか先輩そっくり……」 おれ「はぁ……、先輩の代わりにぎゅってして貰いたい」 おれ「寝てるし少し位触っても大丈夫だよね……」もにゅ シャーリー「んー……おれはもう起きてたのかー」 おれ「あ……おはようございますシャーリーさん」 シャーリー「おはよう、おれ。昨日は良く眠れたか~?」 おれ「はい。シャーリーさんのお陰でぐっすりでした」 シャーリー「うんうん」 シャーリー「ん?それはそうとあたしは構わないけど、いつまで触ってる気だ~?」 おれ「あ……」 シャーリー「言ってくれればいいのにな~」 おれ「ごめんなさい……先輩の事思い出したらつい出来心で」 シャーリー「言ったろ?あたしは構わないよ。あたしってそんなに先輩に似てるのか~?」 おれ「はい。凄く似てます……」 シャーリー「ふふーん?おれは先輩にさっきみたいな事をしてたわけだ」にやにや おれ「……ごめんなさい」 シャーリー「それでその先輩はその後どうしてたんだ?」 おれ「えっと……」 シャーリー「言ってみなよ」 おれ「……寂しくなったの?ってやさしく抱きしめてくれてそれから」 シャーリー「こうか?」ぎゅー おれ「それから……」 シャーリー「それから?」 おれ「ごめんなさい、この先は言えないしこの時代じゃ許されないだろうから忘れてください……」 シャーリー「あはは、なんとなく予想できちゃったよ。確かにそれはまずいな~」 おれ「……シャーリーさん」 シャーリー「んー?どうしたー?」 おれ「おれ……」 シャーリー「何だよー。聞こえないぞー?」 おれ「ごめんなさい、やっぱり忘れてください」 宮藤「おれさーん、俺さんが!!!」 おれ「芳佳かーさん父さんがどうかしたの?」 宮藤「シャーリーさんのおっぱいに顔を埋めて羨ましいなあ(さっき目を覚ましたみたいだよ)」 おれ「芳佳かーさん、きっと考えてることと言おうとしたことが逆になってると思うよ」 宮藤「あわわ」 シャーリー「おれ、行こう。多分俺は無事だと思うけど念のためな」 おれ「うん」 === == = おれ「父さん!」 俺「よーう、おれじゃねーか。そんなに慌ててどうした?しゃくしゃく」 坂本「おれ、ここは一応病室だぞ?ほら、あーんしろ」 俺「あーん……しゃくしゃく。俺なら無事だって、あんな攻撃で死ぬわけねーだろ?俺も甞められたもんだなー」 シャーリー「な、言った通りだろ?俺がそう簡単にくたばるわけなかったろー」 おれ「うん……よかった。でも……」 シャーリー「でも?」 俺「そうかー……まだ俺の背後に死神が見えるってわけか」 おれ「うん。しかも前よりも父さんを覆うどす黒いオーラが増えてる気がする……」 俺「どす黒いオーラ?何それカッコイイな。殺意の波動にでも目覚めたみたいじゃねーか。さしずめこんな感じか?」 おれ「!?」 坂本「!?」 シャーリー「何だ何だ?体が急に言う事聞かないようなうまく動けないような……」 俺「わるいわるい。ちょっとおれのやつをビビらせてやろうとおもってなー」 おれ「父さん、もし絵になってたらどす黒いオーラに包まれて、顔が真っ黒になってて口と目だけが白抜きにされてたよ!いきなりはびっくりするから辞めてよ」 坂本「自分が怪我人って事を忘れているんじゃないか?」 俺「あっはっはっ、だって暇だったんだからしかたないだろー?」 坂本「暇だった?私へのセクハラは暇つぶしだったというわけだな?」 俺「違うよ?あれは愛情表現だよ?信じてよ、ねえ!」 坂本「馬鹿な事を言っている暇があったらさっさとこれを食べてしまえ」 俺「しゃくしゃく……ま、今度こそネウロイとの戦闘はお前に任せる」 おれ「うん。出来る限り頑張るよ……」 俺「何へこんでんだよ、前回のネウロイにお前の技が通じなかったら今度は通じるようにしろ。今のお前の状態なら俺は素手でお前を圧倒できるぜ?」 おれ「……」 俺「しかたねーな、これをもってけ。今のお前なら前よりはうまく扱えんだろ?」 おれ「父さん、父さんの童子切をおれが使ってもいいの?」 俺「使わねーの?なら返せよ」 おれ「ううん……ありがたく使わせてもらうよ」 坂本「おれ、なら烈風丸も持って行け」 おれ「母さんまで……」 坂本「私もミーナから戦闘に出るなと止められているからな……ここで腐らせて置くなら使える者に託したほうがいいだろう?」 おれ「ありがとう、父さん母さん……」 シャーリー「よかったなおれー。これに布都御魂を加えて3本。前と同じ本数じゃないか」 おれ「うん。できれば後4本欲しい所だけど……」 俺「7本か……それがお前のベストの本数ってわけか?」 おれ「うん」 俺「友の奴め。そこまで仕込んでたのか……本当に義理堅い奴だ」 おれ「友先生がどうしたの?」 俺「こっちのことさ。シャーリー、こいつの事頼むわ。まだ精神的に弱すぎるからな」 シャーりー「ああ、任せておけよー」 坂本「頼んだぞ。本来なら私達がおれの支えになってやるべきなのだろうが……」 シャーリー「あははー、あたしに任せておけって少佐」 おれ「……これからもよろしくおねがいします///」 シャーリー「よろしくな」 === == = おれ「前回通じなかったら次は通じるようにすればいい……って言うけど」 シャーリー「考え事かー?」 おれ「うん……どうしたらあのネウロイみたいなのにおれの剣が通じるようになるのか考えてたんだ」 シャーリー「前回は簡単に弾かれてたもんなー。次もあんな奴が出てきたらやばいよなー」 おれ「うん。父さんは前回通じなかったら次は通じるようにすればいいって言ったけど無茶だよ……」 シャーリー「どうして無茶って決めつけるんだー?やってみなきゃわからないだろー」 おれ「やらなくてもわかるよ……おれは父さん程強くないのはわかってるし」 シャーリー「わかった、おれはそれがダメなんだよ。どうしてもっと自信を持たないんだよー」 おれ「だって……」 シャーリー「だってじゃない。俺を見てみろよ、自信に満ち溢れてるだろ?確か俺は気合でどうにかなるとかどうにかするとかいってたじゃないか」 おれ「それがどうしたの?」 シャーリー「だから気合だよ。もっと自信を持って、自分を信じるんだよ。気力を上げるんだよ」 おれ「……」 シャーリー「素人にはよくわからないけどそんなもんじゃないのか~?」 おれ「シャーリーさんの言う通りなのかもしれない。友先生もいつも前向きだったし父さんだって」 シャーリー「そう、もっと前向きになろうぜ?おれが俺や坂本少佐を助けるって言っていた時はもっといい顔してたぜ?」 おれ「もう少し頑張ってみます……ダメかもしれないけどおれの出来る限り」 シャーリー「困った時とか、挫けそうになった時はあたしが助けてやるから心配しなくていいよ」 おれ「ありがとう……ならやってみます」 シャーリー「がんばれよ。あたしに何か手伝える事はあるかー?」 おれ「今は……ありません。でも」 シャーリー「でも?」 おれ「今度あのネウロイが出てきて、おれが倒せたら……よくがんばったなってぎゅってして欲しいです」 シャーリー「そんな事かー。いくらでもしてやるよー」 おれ「約束ですよ?」 シャーりー「ああ約束だ」 おれ「それじゃおれはちょっと集中します……最近はダメだったけど今ならまた刀の声を聞けるような気がするんです」 シャーリー「がんばれよ」 おれ「はい」 === == = おれ「……」 童子切「……」 烈風丸「……」 布都御魂「……」 おれ「(……お願い、おれに声を聞かせて)」 童子切「(んー?俺の声を聞きたいって)」 烈風丸「(我々の声を聞きたいというのだな?)」 布都御魂「(この時をまっていましたよ)」 おれ「(どうしたらおれは強くなれるんだろう……)」 童子切「(ようは気合だ。俺を使いこなしたければ常に前を向け。自分は強いと言い聞かせろ!どんな相手だろうと自分が勝つんだと念じろ。そうすれば俺が手を貸してやる。どんな敵だろうと全てを切り裂く刃になってやる)」 烈風丸「(もっと自分に自信を持つべきだな。さすれば私がネウロイなど木端微塵に粉砕してくれよう)」 布都御魂「(自分の力を信じなさい。どうしても駄目なあたしを頼ればいいよ)」 おれ「(……ありがとう、みんな)」 童子切「(前の持ち主は刀使いが荒かったから頼むぜー?毎日数回手入れしてくれよ)」 烈風丸「(私を使う時は無茶はしない事だ。魔法力を持っていかれてしまうからな)」 おれ「……下ばかりじゃなくて前を向こう。おれは父さんと母さんの息子なんだ、歴代最年少で剣聖と呼ばれるまでになったんだ。そこまで弱いはずがない」 === == = 数日後・ 上空 バルクホルン「またあのネウロイが出たらしい。私達で倒せるか分からないが少しでも足止めをする」 シャーリー「バルクホルン、今度は大丈夫だよー。きっと倒せるよ」 バルクホルン「リベリアン、何を根拠にそんな事を……」 シャーリー「見ろよ、おれの顔」 バルクホルン「おれの顔?」 シャーりー「いつもと違って何か強い意志が感じられないか?きっとおれが勝利に導いてくれるよ」 バルクホルン「確かにおれからはいつもとは違う覚悟のようなものが感じられるな」 シャーリー「おれー、今回は大丈夫なんだろー?約束覚えてるから頑張れよー?」 おれ「はい……おれが父さん達の代わりにあれを倒します」 === == = バルクホルン「リベリアン、まずはあのネウロイが前回と同じ奴か確かめるぞ」 シャーリー「ああ!違う奴だといいけどなー……」 バルクホルン「食らえ!」ガガッ シャーリー「これでどうだー」ガガガッ カキンカキン バルクホルン「ちっ、硬い。前回と同じ奴か!」 シャーリー「おれ、聞こえるか?前回と同じ奴だ」 おれ「前回と同じ奴……おれに斬れるのかな?ううん、斬れる。絶対に斬れる……おれならやれる!」 シャーリー「おれ、お前ならやれるよ!いっけーーー!」 おれ「童子切、父さん、烈風丸、母さん……おれに力を貸して!狂い裂け、乱れ雪月花!」シュパッシュパッシュパッ*大量 バルクホルン「やったか!?」 シャーリー「これで終わってくれよ……?」 カキン*大量 おれ「くそっ、ダメか!」 バルクホルン「失敗か……」 シャーりー「諦めるなおれー!おれならできる、そうだろ!」 おれ「そうだ……おれならやれる!やってみせる!」 バルクホルン「なら実行してみせろ、おれ!」 おれ「はいッッッッ!」 === == = ミーナ「どうやら今回のネウロイも前回と同じみたいよ……」 俺「同じなら大丈夫だなー。おれの奴が必ず倒してくるから大丈夫だ」 坂本「ああ、おれがやってくれる。少なくとも私と俺はそう思っている」 ミーナ「二人とも……でも万が一の事を考えて二人はいつでも避難できる準備をしておいて頂戴ね?」 俺「そんな必要ねーよ。ま、いざとなったら俺がまたやってやんよ」 坂本「そうだな。いざというときはまた私も出よう」 === == = おれ「くそっ、何度やっても通らない……」 バルクホルン「やはりダメなのか……?」 シャーリー「諦めるな!何度でもやるんだよ!」 おれ「そういってもネウロイの攻撃も激しくなってきて守るのが精一杯で……」 バルクホルン「俺みたいに攻撃を気合で掻き消したり、闘気で攻撃を防いだりできないのか?」 おれ「刀で攻撃を剃らすのが精一杯でまだおれにはそんな芸当無理ですよ!できたとしても軽減程度で、撃墜された時の生存率が上がる程度です」 シャーリー「攻撃が激しくて近づけないなら、あたしに任せておけよー」 おれ「?」 シャーリー「あたしがネウロイの側までおれを護ってやるよ、だから近づいたら今度はあのネウロイを斬ってやれよ」 バルクホルン「私も手伝ってやろう。お前も俺と一緒で斬れないものなどないのだろう?」 おれ「わかりました、お願いします」 シャーリー「そうと決まればあたし達の後ろから着いてくるんだ」 バルクホルン「私達が無事お前をネウロイの元へ届けてやる」 おれ「(この感じ、おれの居た時代みたいだ、先輩達が盾になってくれて……だから今度も成功させなきゃ。でもどうすれば……)」 布都御魂「(あたしを手にとるんだ。お前の本来の、本当の力を引き出してあげるよ)」 おれ「(布都御魂の声……信じるよ?)」 布都御魂「(あたしを信じてくれよ?)」 シャーリー「おれっ、もうネウロイは目の前だ。やれるよな?」 おれ「はいっ!」 バルクホルン「頼んだぞ、おれ!」 おれ「……凄い。今まで感じた事ない力が溢れてくるような」 布都御魂「(今こそ固有魔法を発動するんだ。運命すら斬り裂き未来を変えるその力を!)」 おれ「……!」 おれ「うわああああああああああああああ!」ブンッ スパリ…… シャーリー「やった!ついにネウロイを斬ったぞ!」 バルクホルン「リベリアン、喜ぶのはまだ早い。まだコアを破壊していない」 おれ「もう一丁!」スパッ おれ「まだまだ……童子切、お前も力を貸せ!」 童子切「(げっ、お前もかよー。しかたねーな、目の前の敵を斬り裂けばいいんだろ?お前もやる気に満ち溢れてるしやってやんよ)」 おれ「狂い裂け、雪月花!」スパッスパッ*大量 シャーリー「これはいけるなバルクホルン!」 バルクホルン「ああっ、まさか本当にやるとは……後少し、気を抜くなよ?」 おれ「これでトドメだああああ!」 ビッ おれ「!?」 シャーリー「砲撃!?どこからだっ」 バルクホルン「上だ!前に俺と坂本少佐を狙った奴だ……」 おれ「ネウロイが2体も……、でも全部斬る!もれは決めたんだ!」 バルクホルン「よく言った。上のネウロイからの攻撃は我々で防ぐ、おれは早急に目の前のネウロイを倒せ」 シャーリー「あたし達に任せておけよ。でも今からは一人であのネウロイを倒すんだよ?やれるかー?」 おれ「やってみます!」 バルクホルン「頼んだぞ?」 シャーリー「いこうバルクホルン。あたし達で上からの攻撃は全部防ぐよ」 === == = おれ「でもどうしよう。攻撃を避けても避けきれない……近づけないし足止めされちゃうよ」 童子切「(あいつみたいに気合でどうにかしろよ)」 おれ「無理だよ……おれじゃまだあんな芸当なんて無理」 烈風丸「(私を使ってもいいけが魔法力の消耗が気になるな……)」 布都御魂「(固有魔法の維持も莫大な魔法力を消耗するから斬る直前しかだめだしなー)」 おれ「……」 === == = バルクホルン「おれの奴はネウロイに近づけなくて苦戦しているようだな…」 シャーリー「でも今のおれならなんとかするさ。そうだろ?」 バルクホルン「確かに。おれを信じて我々は防御に専念するか……」 === == = おれ「このままじゃシールド張ってるだけで魔法力を持っていかれちゃう……」 童子切「(しかたねーな……俺に任せとけ)」 おれ「どうするつもりなの?」 童子切「(ま、任せとけよ。ちょっとダチを呼ぶから回避に専念してな)」 おれ「何をするつもりかわかんないけど、信じていいんだね?」 童子切「(任せろ任せろ)」 === == = アフリカ 友「ああん……俺の三日月宗近たん。この美しい反り……小乱れの紋も見てるだけであきないよお」 マルセイユ「友、また自分の世界に入り浸ってるのか?」 友「いいじゃないか。刀の鑑賞が彼女もできず、寂しい毎日を送ってる俺の唯一の楽しみなんだから」 マルセイユ「寂しい人生だな」 友「うるせいやい!うふふ……?」 マルセイユ「どうしたんだ?」 友「なんか刀が勝手に浮いてる……?」 マルセイユ「すごいな。天下に轟くっていう名刀は宙にも浮くのか」 友「そんなわけあるか!なんで勝手に宙に浮いて……」 キランッ☆ 友「え。勝手に飛んでった!どこに飛んでった!俺の宗近た~~~~~~ん!?」 マルセイユ「おい友……あー……いっちゃった。今夜はこれは帰ってこないだろうな」 === == = 扶桑の山中 修行僧「ずいぶんと久しく下界へ降りてないな……そろそろ降りてみるか。俺や友の奴はまだ生きているのかな?」 数珠丸「(……!)」 修行僧「んん?数珠丸が光り輝いている……今お前を必要としている者がいるわけだな?行け、そして己が使命を果たせ」 キランッ☆ 修行僧「飛んでいってしまったか……数珠丸が戻ってくるまでもう暫く山へ篭るとしよう」 扶桑とある道場 道場主「がははははは。だぁらしがない、だぁらしがないぞぉおまぁえらぁ!」 門下生達「先生のしごきが無茶すぎるんです!」 道場主「そぉんなことぉ言ってるとぉよその道場の門下生達にかてねぇぞぉ!」 門下生達「……先生だって前に負けてたじゃん。しかも2連敗中」 道場主「うぉぉいぃぃ!傷口をぉ広げるようなことぉいうなぁぁ!俺に友めぇ、次にあったときはぁまけぬぅ」 門下生達「先生、先生の鬼丸何か光ってませんか?」 道場主「おおぉ?どうしてしまったというのだぁ鬼丸よぉ!ついにぱぁぅわぁあっぷか?」 門下生「先生パワーアップするような条件満たしてましたっけ?」 鬼丸「(……!)」 キランッ☆ 道場主「鬼丸ぅぅぅぅ!?我輩がぁ嫌になってしまったというのかぁぁ?」 門下生「刀も先生のとこにいるのがきっと嫌だったんだね……」 道場主「おぉぉにぃぃまぁぁぁるぅぅぅぅぅぅかぁむばぁぁぁぁっっっくぅぅ!」 ロマーニャ 老人「ほっほっほっ、大典太よどうしたものじゃ?」 大典太「(私を呼ぶものがおります)」 老人「ほっほっほっ。お前を呼べるような者は最近では1人しか出会ってないからの。あの小童かの?」 大典太「(確かに子供のようですが童子切を携えています)」 老人「ほっほっほっ。俺め息子へ継承したかの?)」 大典太「(どうしますか?手を貸す義理などはありませんが)」 老人「行って、お前を呼ぶものを助けてくるがいい。ほっほっほっ、あの小童面白い奴よ」 大典太「(では行ってまいります)」 キランッ☆ === == = 童子切「(来るぜ来るぜ来るぜ来るぜ!奴等が来るぜ!)」 おれ「奴等?何をしたんだよ」 童子切「(来たっ!)」 三日月「(おいすー)」 童子切「(むねちかたんいんしたお)」 数珠丸「(久しぶりだな。お前達の持ち主は相変わらずか?)」 三日月「(相変わらずキモイ。頬ずりなんてして油がつくっての)」 童子切「(俺は持ち主がかわったぜ?)」 鬼丸「(なんという美少女……我と代われ童子の!)」 童子切「(あれ男なんだぜ)」 鬼丸「(あんなに凛々可愛い娘が女のわけないよな)」 大典太「(あなた達は相変わらずですね……久しぶりにこうして近くに揃ったというのに……)」 おれ「……」 大典太「(童子、我々の声が聞けるらしいあなたの持ち主もあきれていますよ?)」 童子切「(お前ら紹介するのもめんどくせーな。久しぶりにアレやるか!)」 鬼丸「(やるしかない!)」 大典太「(あれをやるのですか……)」 数珠丸「(手っ取り早いからいいかもしれませんね)」 おれ「えっとどうすればいいの……?」 童子切「(黙って聞いてな……行くぜ!童子切レッド!)」 三日月「(三日月ブルー!)」 数珠丸「(数珠丸グリーン!)」 鬼丸「(鬼丸イエロー!)」 大典太「(……大…典太……ブラック)」 「(我ら5本揃って、享保名物、ゴケンジャー!)」 ドーン(謎爆発) おれ「……よし。これを使ってあのネウロイを倒す!」 烈風丸「(あの5本やるではないか……私はさしずめ烈風シルバーか)」 布都御魂「(あたしは布都御魂長官かな?)」 おれ「お前達まで毒されてるの……」 童子切「(良く聞け。幸いここに強力な結界持ちが現れた。攻撃は気にせずつっこめ)」 数珠丸「(全ての厄災は私が防ぐ。少年よ臆せず突っ込め)」 おれ「はい!」 鬼丸「(我をつかえい!あの怪異に不幸な出来事にみまわせてやろう)」 おれ「お願いします!……攻撃が着てるけど信じて突っ込みます!」 数珠丸「(あの程度の攻撃など本気を出すまでもない)」 おれ「攻撃が目の前に……シール」 数珠丸「(シールドは張るな!)」 おれ「……痛くない?」 数珠丸「(しっかりと目を開け前へ飛べ。この程度なら押し返される事もない)」 鬼丸「(さぁ、我を使い怪異へと全力で振るえ!できれば飛び道具があればいいぞ)」 おれ「それなら、疾れ、飛燕剣!いけぇ!」ブンッ バーン。ネウロイは砕け散った 鬼丸「(あの怪異運が悪かったのぅ。運悪くコアが装甲の弱いところを通りすぎようとしたところに攻撃を食らってしまったようだの。本当に運がないのぅ)」 バルクホルン「ネウロイが倒されたみたいだな」 シャーリー「あとはあれだけか」 おれ「シャーリーさん、バルクホルンさん、お待たせしました!」 シャーリー「遅かったじゃないか」 バルクホルン「ずいぶん待ったぞ」 おれ「ごめんなさい……なかなか攻撃するチャンスがなくって時間がかかってしまいました」 シャーリー「それにしてもー……刀の数増えてないか?」 バルクホルン「そういえば3本から7本に増えているな……どうしたんだ?」 おれ「どこからともなくとんできました。だからこうやってありがたく使わせてもらっているわけです」 バルクホルン「SAMURAIは結構なんでもありだからきっと飛んできたんだなうん」 おれ「あの……二人とも大丈夫ですか?結構そこらじゅうに傷が」 シャーリー「この程度なんともないさー」 大典太「(私を使え。女性が傷だらけでいるのは見ていてしのびない)」 おれ「こうかな?」 大典太「(全ての命や病災は私がはらえる)」 シャーリー「なんだなんだ?怪我が治ってくぜ?」 バルクホルン「その刀がやっているのか?」 おれ「そうみたい。女性が怪我をしてるのは見ていてしのびないって言ってる」 シャーリー「それ便利だなー。一家に1本あると便利そうだ」 おれ「父さんと母さんをやった奴はまだいるんだね?」 シャーリー「ああ、この上さ。倒しにいくのかー?」 おれ「うん……父さん達の仇を取ってくる」 バルクホルン「気をつけろよ?お前まで俺みたいな事にならないようにな」 シャーリー「そうだなー。おれまでやられたとなると坂本少佐が倒れちゃいそうだからなー」 おれ「大丈夫。今のおれならできます。童子切達が力を貸してくれるから」 シャーリー「気をつけろよー?」 おれ「うん。シャーリーさん。あの、お願いが……」 シャーリー「なんだ?あの約束の事か?」 おれ「あのネウロイも倒したらもう一つお願いしてもいいですか……?」 シャーリー「いいよ。あのネウロイを倒せたらだけどなー」 おれ「はいっ!それでは倒しに行ってきます」 戦闘用BGM おれ「数珠丸、あのネウロイの攻撃は相当強いだろうけどおれを護ってくれるよね?」 数珠丸「(無論)」 大典太「(例えダメージを受けたとしても私がいる)」 鬼丸「(あのネウロイは運が悪く我に攻撃を当てることができぬかもしれないぞぉ)」 おれ「君たちを信じてる。このまま前を向いて、目を閉じずに、真っ直ぐに!」 童子切「(そうだ。それでいい!あのネウロイを倒すのは俺と……)」 三日月「(俺を使え。そうすればあのネウロイなんてすぐに片がつく)」 童子切「(そういうことだ。怪異を打ち倒す俺の力と)」 三日月「(持ち主に最後まで戦う力を与える俺で)」 烈風丸「(我々は今回は活躍の場なしか)」 布都御魂「(この戦闘だけのスポット参戦だろうし彼らに頑張ってもらえばいいよ)」 === == = バルクホルン「……俺の奴は大丈夫だろうか」 シャーリー「さっき一人であのネウロイを倒したんだぜ?今回も大丈夫さ」 バルクホルン「ネウロイの攻撃が激化しているが本当に大丈夫か?」 シャーリー「大丈夫さ。おれはきっとネウロイを倒して帰ってくるよ」 バルクホルン「どうしてそこまで?」 シャーリー「さっき約束したとき、今まで見たことないこれ以上ない位自信に充ち溢れてた。絶対帰ってきて何かをお願いするためにねー」 おれ「父さんと母さんの仇だ!疾れ、真飛燕剣!」(ブワッ……) (スパンッ) おれ「よし……斬れる。布都御魂が解放してくれたこの力を使った方法でならおれにでも斬れる!どんどんいくよ」 童子切「(*1)」 三日月「(どんどん行くんだ!一気に畳みかけろ)」 おれ「わかった!」 おれ「舎利子色不異空空不異色色即是空空即是色……」 おれ「(きっと今なら父さんと同じ風に……やれる!) おれ「奥義・極弐の太刀!」 back